検査

今日、Mount Elizabeth Hospitalのクリニックで、脳波の検査を受けてきました。
ナツは、定期的に脳波検査をして、経過観察をしています。
前回は、日本で取ったので、シンガポールで検査をするのは初めて。やはり考え方ややり方が違うので、正直戸惑うことも多いです。
今日の検査はうまくいくかな・・・と少し不安になりながら臨みました。

脳波の検査自体は、特に難しいものではなく、眠らせた状態で頭に電極を貼り、脳波をとるだけ。痛くも痒くもありません。
ただぐっすり寝てくれないと動いてしまうので、眠らせるのが一番の難関です。

今日はクリニックに到着後、眠くなる薬を飲ませて、眠りにつくのを待ちました。この薬ものすごーく不味かったようで、機嫌が悪くなり、眠たくなってきたのもあってナツは大泣き。
40分後、何とか寝かせることに成功しました。

検査室にでも移動するのかなと思っていると、クリニック内の隣の部屋に案内され、そこに脳波検査の機械がありました。
日本の総合病院では、病室で眠らせ、検査室に連れて行き、検査技師の方が検査をしたのですが、今日はいつも受付にいるお姉さんが、せっせと電極をナツの頭につけていきます。
ジーパンにカーディガンという本当に普通の格好をした若いお姉さんで、「ええっ、あなたが?」と思ってしまいました。
ただの受付のお姉さんではなく、実は看護婦さんか検査技師さんだったのでしょう。
日本で言えば、小さな個人医院というようなクリニックなので、こんなところにこんな立派な検査機械があるなんてと驚いてしまいました。
小児神経の専門医のクリニックなので当たり前なのかもしれませんが、これがSpecialistというものなのね。うまく出来てるなぁと感心してしまいました。

しかしお姉さん、あまり手際が良いとは言えず、電極をつけるのにものすごく時間がかかってます。まぁ26個もつけるので、大変は大変なのですが、すでに40分経過。せっかく寝てるのに起きちゃうよ~と思っていたら、案の定全部電極は付けられたのに、最後頭を押さえる包帯を巻くのにてこずりナツが起きてしまいました!
ここまで来てやり直しはいやだったので、私が抱っこして再度寝かせにかかったのですが嫌がって暴れる、電極は取れそうになると、大変なことに。
しかし、10分ほどでまた眠りについてくれ、やっと脳波を取りはじめました。その時ふと後ろを見ると、夫が椅子に座ったまま居眠り。
「あんたが寝てどうするー!!」本当信じられないよ・・・。
夫はしばらく起きませんでした。

脳波は私が抱っこした不安定な体勢のまま取り、20分ほど寝た状態の脳波を取った後、今度は起きた状態のを取ると言う。せっかく寝たのにまた起こすんですか・・・。
しかもフラッシュの光を見ている状態の脳波を取るようで、お姉さん2人がナツに必死で呼びかけ、光を見せようとします。しかし眠たくて仕方ないナツは、そんなのどうでもいいよ状態で怒り出すし、こんなんで本当に取れたのと思いながら検査終了。
本当に疲れた・・・。

その後、先生がグラフをザーッと見て「Very Good!No problem!!」
本当ですかぁ?いや結果がいいのは嬉しいのですが。
日本と比べてはいけないと思うのですが、電極とれそうだったし、最後ちゃんと光見てなかったし、取ってる時間も短かったような(30分もなかった)。そして詳しい説明もなく「Very Good!」。
なんだかすっきりしないのですが・・・。しかも検査代はすごーく高かった。
日本でもう1回取ろうかなぁ・・・。う~む。

病院から家に帰る途中、薬が残っているナツは、ぐずりまくり、家に着くなり寝てしまいました。
今日はお疲れ様でした。

by mineyom | 2005-06-18 23:09 | 療育