知的障害の原因?

昨日の日記には書ききれなかったのですが、夫がナツの無呼吸を気にするには、理由がありました。
無呼吸が、知的障害の原因ではないかと思っていたそうなのです。
無呼吸によって、脳に酸素がいかないから、発達が遅れてしまったのではないかと。

それを聞いたとき私は、「う~ん、それは違うんじゃないかなぁ」と思いましたが、素人なので断言はできません。
絶対違うとは言えず、それが事実であったとすれば、私の責任は重大です。
無呼吸をわかっていながら、何も手を打たず、ここまで来てしまったのですから。

「でも4歳の時に検査したよ。様子を見ましょうと言われたよ」と夫に言いつつ、「まさか・・・」と急に不安になってしまいました。
もしそれが本当だったら、ナツに申し訳ない。
もっと早く、何か打つ手があったかもしれないのに・・・。

手術すれば、知的障害も良くなる可能性があるんじゃないかと言う夫に、この知的障害はそんなに簡単なものではないんじゃ・・・と思いながらも、はっきりさせたいとすぐさま総合病院にナツを連れていきました。
耳鼻科の先生の診察を一通り受けた後、「娘には知的障害がありますが、これは無呼吸と関係ありますか」と聞いてみました。

先生は、「睡眠時に無呼吸があることで、昼間の活動が制限されてしまうことはある」とおっしゃいました。
小学生の子で、昼間ウトウトしてばかりいて、学業不振に陥っていた子が、手術したことによって、昼間シャキッとし、学力もメキメキと伸びと、劇的に変わったことがあるそうです。

しかし期待させてはいけないと思ったのか、知的障害が改善するとはおっしゃいませんでした。
集中力が増すかもしれないねという言い方に留まっていました。

ナツのてんかんと知的障害を診てもらっている、小児神経科の先生にも聞いてみました。
睡眠時無呼吸は知的障害に影響しているのか。

先生の答えは、「あまり関係ないと思う」でした。
日中眠くなるなどの症状が出ているのであれば、治療することによって改善することもあるだろうが、知的障害自体は、いろんな要因によって出ているもので、無呼吸が原因ではないと。

そうですよね~。そんな単純なことではないと思ってました!
無呼吸を放置していたことが、ナツに大ダメージを与えたのではないとわかってほっとしました。

ただそれが原因で昼間ぼうっとしてしまうことがあるのなら、手術によって活動性が上がるかもしれないから、検査をしてもいいんじゃないということでした。

私は最近は、ナツがおっとりのんびりしているのは、知的障害ももちろんありますが、性格もあるんじゃないかなぁと思っていました。
夫も超マイペースなので、似てしまったんではないかと。

しかしそれが無呼吸の影響であったなら、それを取り除いてあげたい。
手術よって、ナツが楽に、生きやすくなるのなら、やってあげたい。
とにかくきちんと調べてみなければと、検査入院に踏み切りました。

しかし結果は。
正式な診断はまだですが、先生のお話の感じだと、あまり心配はいらないようです。
やはりナツの動作がゆ~っくりなのは、知的障害+性格であるようです。

by mineyom | 2010-12-31 09:46 | 育児