海外の特別支援教育 その2

さて、前回は長々とナツの昔話を書いてしまいました。
実はここからが本題だったりします。

夫のインドネシア出張をきっかけに、そろそろ転勤か?と気になった私。
幼児のころと違って、学校の受け入れについて知っておかねばなりません。
どこの国へ行くかはわからないので、インターネットでいろんな国の日本人学校のHPを探すうち、あるHPに出会いました。

Group With 」さんです。
この「Group With 」は、海外生活を体験したお母さん達のグループで、海外で生活する子ども達や家族のために、情報提供やセミナー開催などの支援活動を行っています。

このHPの中の「障がいを持つお子さんと海外で暮らす」というページの中に、日本人学校の「特別な教育的支援を必要とするお子さんの受け入れ状況」の一覧があります。
これは、全海外日本人学校に障害のあるお子さんの受け入れ状況についてアンケートを行い、その回答を掲載したものです。
それを毎年更新されているようです。

海外の状況を一人で調べるのはとても大変です。
各国を網羅し、しかも最新の情報を提供しているのは、本当に素晴らしいです。
ネットで調べていると、結構情報が古くて参考にならなかったりすることがあるんですよね。

一覧については、「う~ん、厳しいなぁ」というのが率直な感想です。
障害のあるお子さんを「受け入れる」と回答し、特別支援学級も設置しているのは、上海、台北、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、ニューヨーク、ローマ、パリ、ロンドン、デュッセルドルフなどの、日本人駐在員の多い、大都市ばかり。
そのほかは、「受け入れは困難である」がほとんど。

おおむね小規模校は、教員が足りない、環境が整っていないなどの理由で、受け入れ態勢がとれないようです。
日本人学校は私立校なので、財政面の問題が大きいようです。
厳しい経営状況の中、存続のため頑張っている学校も多いのでしょうね。
その中で、特別支援にまで手が回らないというのが現状なのでしょう。
受け入れたい気持ちはあるが、状況的に難しいと答えている学校もありました。

一方、受け入れOKの大都市の学校でも、受け入れ条件があり、「障害の程度により判断」という記述が多いです。
ある程度、自分のことは自分で出来るということが条件のようです。

昨夏ニューヨークへ赴任した友人は、やはり学校の受け入れで大変だったと言っていました。
そのお子さんは、日本では介助員さんが付いているものの、普通学級でがんばっていました。
軽度のお子さんでも、受け入れは難しいのか。。。と思いました。

もしかしたら行くかもしれないジャカルタは、受け入れは可能となっているものの、「通級指導を基本としている」とありました。
ナツ、通級で大丈夫かなー。難しそうだな・・・。

そのほか、シンガポールは「小学校のみ」となっています。
これは、私たちがシンガポールにいたときには、中学校にも支援学級があったのですが、その後中学のほうは廃止になってしまいました。
仕方なく中学校入学のときに、何人か、お母さんとお子さんだけ帰国されたという話を聞きました。
今は大丈夫でも、実際子どもが通う時期に、どうなっているかはわからないということですね・・・。

受け入れ可となっている国以外に赴任になったらどうしたらいいんだろう・・・。
今から考えても仕方がないことですが、厳しい状況をみて、急に現実をつきつけられた気持ちになりました。
海外行っても何とかなるさ~というお気楽な気分もあったのですが、そう一筋縄ではいかないようです。
その時はその時で、状況を見て判断するしかないですね。

ちなみに夫の会社には、娘に障害があることは話してあります。
しかしそれにより考慮されることはないようです。。。

by mineyom | 2011-01-11 14:22 | ナツの毎日