成人した後に

昨年10月から、お友達に誘われて、地域の障害者サークルに通い始めました。
こちらでは月2回の音楽活動を中心に、イベント参加や野外活動をしています。

このサークルのすごいところは、昨年30周年を迎えた、長寿サークルだということ。
参加されているメンバーも3歳から50代までと幅広く、ナツを含め小学生メンバーは5人、成人を迎えている方が大多数です。
創立当時から、30年間通い続けているというメンバーさんがたくさんいます。

ボランティアの方のほか、メンバーのご両親もサポーターとして参加されていますが、皆さん様々なことを乗り越えてきた大先輩で、とっても心強い存在です。
サークル自体もさすがの貫録で、とにかく懐が深い。

慣れるまではほとんど活動に参加できないかもなと思っていたナツも、このあたたかい雰囲気が居心地良かったのか、初回から曲に乗って気持ちよさそうに体を動かしながら歌っていました。
親も参加OKなので、私も一緒に歌ったのですが、これがとっても気持ちいい!
大きな声でみんなと声を合わせるのが楽しくて、気持ちスッキリ、心が軽くなりました。

ナツの大人になった姿って全く想像できないなぁと思っていましたが、平日は作業所などで働いて、お休みの日はこうして集まって活動するメンバーさん達を見て、ナツの将来の姿が少し見えた気がして安心しました。
永住の地と決めたこの地域でたくさん仲間を作り、大人になってほしいな。
こんなふうに仲間と一緒に、楽しく余暇を過ごしていってくれたら。

年上の方たちは、若いメンバーが増えるのが嬉しいようで、ナツを歓迎してくれ、いろいろ世話を焼いてくれました。
「初めての事」には躊躇してしまうナツですが、「初めての人」には全く物怖じしないナツ。
気が付いたら、40代の男性メンバーさんとハグしてしました。
新入りのナツに握手を求めてきた40代メンバーさんに、「おお、友よ~!」てな感じで自ら歩み寄り、肩を組みながらポンポン背中をたたき合っていました。
相手の方も、フレンドリーなナツに感激したらしくニコニコ。
あっという間に馴染んでました。

しかし、心をオープンにして相手と向き合えるナツは、本当にすごいな~と思います。
子どもの頃から内気で、人見知りな私は、仲良くなるのに時間が掛かってしまいます。
屈託ない、真っ直ぐなナツの姿を見るたび、こういうところ、ナツには本当に敵わないと思います。
人付き合いということに関しては、ナツのほうがよっぽど才能がある。




将来が不安だと思っていたけれど、何が心配だったのだろう。
社会に出られないかもしれないことか。
結婚できないかもしれないことか。
一人で生きていけないかもしれないことか。

よく考えたら、障害がない、何も困難がないはずの私だって、そんなに立派なものだろうか。
短大を出て、会社にも勤めたけど、今はただの主婦。
何か社会に貢献しているわけでもないし、この先、社会のために大層なことができるとも思えない。
ただ自分の家族のために心を配っているだけ。
ナツと私、一生を通して見たら、そう変わらないんじゃないかな?
周りの人を癒せる才能がある分、ナツのほうがすごいかもしれない。

学校を卒業したら、ナツなりの形で働き、少しでも社会の役に立つ、社会の一員として過ごしてほしい。
そうしたらあとは、地域の中で明るく生きていたら、それだけでいいのじゃないか、そう思った。

by mineyom | 2011-01-20 12:11 | 育児