ソンクランでびしょ濡れ

ソンクラン(タイ正月)は、4月13日から15日までの3日間。
このソンクランは、別名水掛け祭りと呼ばれていて、老いも若きもタイ人も外国人も入り乱れて、すざましい水かけ合戦と相成ります。
もともとは、目上の方の手に水をかけてお返しにお祝いの言葉をもらうというもののようですが、それがどんどんエスカレートしていき、今はもう水を掛け合うのを楽しむという、無礼講のお祭りです。

そうはいっても明らかに参戦してない人には水掛けないよね。
掛けられても、ちょっと濡れるくらいなら、暑いし気持ちよくてちょうどいいかも~。
なんて考えていた私が甘かったです。

ソンクラン初日。
隣駅アソークの駅近くにあるホテルのレストランでランチビュッフェを食べようと出かけました。
行きはアパートのトゥクトゥク(送迎サービス)で送ってもらったので、難なく到着。
ここはホテルビュッフェの割にはお手ごろ価格でコストパフォーマンスが高いということで行ってきたのですが、レストランは35階。
窓際の席に案内されたので、バンコクの街並みを上から見下ろせてとても気持ち良かったです。
d0065459_15493229.jpg
食べ物はタイ風味付けの辛いものもありましたが、スパゲティとピザがオーダー制で頼めたので、ナツはこれを食べていました。
出来立てアツアツが食べられて、とても良かったです。
その上、デザートがとっても美味しかった!
フルーツはもちろん、ケーキやムースがかなり高レベル!
タイの洋菓子ってどうなのかしらと思っていたのですが、嬉しい誤算でした。

お腹いっぱい、大満足でさぁ家に帰ろう、と駅に向かうとあちらこちらに水鉄砲をかまえた人が。
この水鉄砲もね、ソンクランが近づくとあちこちで売り出されるんですが、ただの水鉄砲じゃないんです。
30㎝から50センチほどもある、ライフル型みたいなの。
それでもちょっと背中にかけられたくらいで、無事駅に着きました。

1駅乗って、最寄り駅で降り、アパートのある通りに足を踏み入れると、遠くからでもわかる異様な盛り上がり・・・・。
嫌ぁな予感がしながらもここを通らないと家に帰れないので、そのまま警戒しながら進みました。
うちの通りはお店がいっぱいあるのですが、どのお店も従業員が、水鉄砲やバケツ、ホースを手に、車や通行人を待ち構えてる・・・。
みんな全身ずぶぬれになりながら、とっても楽しそう。

通りを走る車には、荷台に水鉄砲を持った人をたくさん乗せたトラックが何台もいて、通りで待ち構えている人たちと、水かけ合戦しています。
これがやりたいがために、トラックは街を練り歩いているよう。
夫の会社の事務員をしているタイ人の女の子は、車を買うときに、ソンクランのためにと1tピックアップトラックを買ったそうです。
水掛けにどんだけ命かけてんだ!と夫が驚いていました。

巻き込まれないようにそそくさと通りすぎる私たちに、遠慮してくれる方もいましたが、ちょっとずつパシャパシャかけてくる人も。
少しくらいなら、祭りに参加できたようで嬉しかったのですが、どんどんかけてくる人が増えてくると、笑っていられない状態に。

お兄さんは優しく手にかけてくるくらいなのですが、おばちゃんたちはもう容赦がない!
桶でザッパーンと掛けられて、あっという間にびしょ濡れに。
ナツはもう、唖然茫然。
顔が引きつり、泣きべそになっていました。
その上濡れた歩道で滑り、見事にこけました。
もう踏んだり蹴ったり。

何とかアパートにたどり着て、中に入るとナツが一言。
「もう、いや!!!」
泣きながらキレていました。
知らない人たちに次々と、遠慮なしに水をぶっかけられたのが、かなりの衝撃だったようです。
しばらくぐずぐずと、「かけられた~、かけられた~」と恨みごとを言っていました。

でもほら、これは新年のお祝いだからね。
さっぱりして新年が迎えられたから良かったじゃない。

ナツにとっては、異国に来て初めての、衝撃異文化体験だったようです。

by mineyom | 2014-04-15 17:25 | タイ生活 いろいろ