ナツ 修学旅行へ行く 出発編

7月です。
毎日が飛ぶように過ぎていきます。

バンコクは今雨季です。
1年で一番暑いと言われる4.5月が過ぎ、時折スコール&雷がやってきて、少しだけ過ごしやすくなりました。
と言っても、暑いことには変わりありませんが。

タイへ来て3か月になります。
様々なことがあったので、え?まだ3か月?という心境です。
ここへきてようやく、この気候にも、新しい環境にも慣れたと言えるようになってきました。
ナツのほうがよっぽど順応性があったなぁ。
毎日元気に学校に通ってました。まだ一度も学校を休んでいません。

さて、タイトルにある修学旅行です。
突然ですが、6月下旬、ナツは修学旅行に行ってきました。

最初に修学旅行の話を聞いたのは、1月の説明会の時でした。
「次6年生なら、修学旅行がありますね~」と軽く言われたのですが、聞けば行き先は、バンコクから飛行機で1時間ちょっとのところにある、タイ北部の古都チェンマイ。
行くのは6月で、行程は2泊3日。
かなり厳しいのでは・・・と思いました。

ナツは4年生、5年生で二度、宿泊学習を経験していますが、その時は1泊2日。
普通学級の子たちに混ざって行くのではなく、市内の支援学級の子たちだけで参加するものだったので、スケジュールものんびりペースで、先生の数も多かったのです。
それがいきなり、転校して2か月足らずで、新しいお友達と2泊3日、飛行機で行く・・・・。
いやぁ、無理でしょうと思いました。

編入してすぐに、支援学級の担任の先生から、修学旅行のお話があった時も、最初はどうしようと悩みました。
しかし担任の若いけど、しっかりした女性の先生が、「私が付いて行きますから大丈夫です。いい経験になるので、ぜひ行かせてあげたい」と熱心に言ってくれ、心が揺れました。
確かに支援学級で6年生はナツ一人だから、先生がずっとマンツーマンでナツに付いて下さる。
それなら大丈夫かなと、先生にお任せして行かせることに。

1か月前から、ナツも交流学級に行き、班決めや係り決めをしたり、事前学習や集会に参加して、準備をしていきました。
ナツは食事係りとプレゼント係りになっていました。
交流学級の担任の先生によると、同じ班になった子たちが、なっちゃんは何の係ならできるかね?と一生懸命考えて決めてくれたそうです。
ナツは完全に先生と二人行動だと思っていたので、ちゃんと班にも入って、クラスの一員に数えられていることにびっくりしました。

以前の小学校ならば、みんな1年生の時からナツをよく知っているので、それほど抵抗はないと思いますが、なにせナツは転校してきたばかり。
しかも支援学級の子は9クラスある6年生の中でナツ一人。
交流学級の子もナツとどう接したらいいか、わからないのではないかと思っていたので、仲間に入れてもらえていることにほっとしました。

しかしチェンマイは、タイ赴任が決まるずっと前から、私が一度は訪れたいと思っていた場所。
タイに行くからには、必ず行くぞ!と決めていたのに、まさか先にナツ一人で行くことになるとは。思いもしなかったわ。

修学旅行初日は、スワンナプーム空港に現地集合だったため、早朝に家を出て空港に向かいました。
ナツは数日前から「ちぇんまいに いく」「ぞうに あいにいく」と楽しみにしていたものの、私から離れて、一人で先生やお友達と行くということはいまいち理解していませんでした。
私もそのことは少し不安でしたが、まぁ何とかなるでしょうと思いつつ空港に到着。
集合場所で、担任の先生とも無事対面でき、じゃあそろそろ私は帰ろうかな・・と思ったとき、一瞬にしてナツの表情が変わりました。

なんかそんな気がしてたけどね、やっぱりお母さんは一緒に行かないのね~!!!という愕然とした表情。
あ、これはやばいかも…と思った瞬間、ナツがいきなり私の首にがしっと腕を回して抱き付いきて、「ちょっとまって!ちょっとまって!」と叫びました。
まだ行かないで!私に気持ちの整理をさせて!という具合な必死さで、一生懸命自分の心を落ち着けようとしているようでした。
気持ちが収まるまでもう少し待って~というふうだったので、そのままの態勢で「大丈夫、まだ行かないよ」ととんとん背中をたたきました。

あまり長くなるとまずいなと思ったころ、もういいよという感じで、自分から手を放しました。
自分でちゃんと吹っ切ったのです。
これには本当にびっくりしました。
最後には「ばいば~い!」と笑顔で手を振ってくれ、安心して送り出すことが出来ました。
なっちゃん立派だったよ!

by mineyom | 2014-07-02 20:11 | タイ生活 学校