6年生は大忙し

3学期に入ったら卒業まであっという間。
卒業式の練習で時間がかなり取られてしまうからか、2学期の終わりのこの時期から、卒業に向けての準備が進められています。

今やっているのは、卒業製作作りと卒業文集作りです。
卒業製作は、去年は焼き物だったそうですが、今年は彫刻刀で彫り物をするということで、焼き物だったらまだ何とかなりそうかなと思うのに、彫刻刀かぁと思いました。
ナツは今まで彫刻刀を使ったことがなく、初めての体験です。

夫は小学校時代に、彫刻刀にまつわる嫌な思い出があるそうで、絶対ケガするに決まってる!ナツに彫刻刀持たせないで下さいって先生に言って!とすごい剣幕で言っていました。

しかし、副担任の先生がナツに専属で付いてくださると言うし、まぁ、何とかなるだろうと、先生にお任せすることにしました。

初日は彫る作業。
1時間目から4時間目まで午前中いっぱいを使って、交流級で作業してきました。

先生に手を添えてもらっても、上手く彫るのは難しいだろうし、果たしてどこまでできたのか・・・そう思いながらお迎えに行きました。

一日で彫り作業は終了し、出来上がった作品は・・・・・・

周りのみんなが頑張ってくれたんだねぇという感じの出来、だそうです。
なかなか良い出来だったそうで。
あはは、そうだったんだ。

クラスのお友達、ナツの出来なさぶりが気になったんだろうなぁ。
今回作ったのはネームプレートで、タイ文字と平仮名で自分の名前を彫るというもの。
かなり細かくて曲線もあるので、ナツには難しかったと思います。
このままでは作品が出来あがらない!と心配してくれたんだろうな。

厳密に言うと、ナツの作品ではないと思いますが、この日ナツは、和気藹々と皆と作業して、今まで交流に行った中で一番というくらい、声が出ててたくさんおしゃべりをしていたそうです。
とてもいい雰囲気の中で、楽しく作業できたのだそう。

自分の出来る力で作品を作り上げるというのもいいけれど、せっかく交流級で作業するのなら、周りの子との関わりを優先させるのもいい。
卒業製作には、交流級の子達との、ふれあいの思い出をいっぱい詰めることが出来たんだと思います。


同時期に、卒業文集の作業も進められていました。
ナツの作文のテーマは、6月に行ったチェンマイ修学旅行。
自分で文章を組み立てるのは難しいので、先生が修学旅行の思い出を聞き取りしながら、一緒に文章を考えて、作文を書き上げました。
ナツらしい素朴な言葉ばかりだけど、楽しかった様子が伝わってくる、とっても良い作文になっていました。

ただ、清書作業は結構大変だったようです。
卒業文集は14文字✖29行と文字数が多い。
しかも清書用紙は升目もちっちゃい。
ここに文字を入れていくのは厳しい~。

どうしても文字が大きくなって升目をはみ出してしまうので、先生が清書用紙を拡大コピーしてくれて、それに文字を入れていきました。
それでも毎週末、宿題で書いている日記の数倍の長さ、すべて埋めるのは大変だったと思います。

先生に「丁寧に丁寧に」と声をかけられながら、一生懸命書いた作文。
文字がちょっと曲がっていたりしながらも、いつもよりもずっと綺麗に書いていて、努力の後がありありと見えました。
なっちゃん頑張ったね~という出来です。

漢字をたくさん使った6年生の作文の中では、平仮名だけのナツの作文は目立ってしまうかもしれないけど、正直こんなにきちんとした作文が出来上がると思ってなかったので、先生とナツの努力に拍手、大満足です。

卒業製作も、卒業文集も、手元に届くのが楽しみです。

by mineyom | 2014-12-16 15:36 | タイ生活 学校