中学校問題 その12 学校へ申し込み

ナツの就学も叶って、とうとうこの「中学校問題」も、「その12」にてラストとなりました!

では、「その11」の続きです。
3月始めに見学に行ったタイの学校が気に入り、そこへ入れることに決めたものの、学校が春休みに入り、話がストップしていた日々。

見学で自分達のタイ語の出来なさに、危機感を抱いていた私たち夫婦。
ナツは大丈夫でも、親がこれではやっていけないのではないかと、不安にもなりました。
特に入学の申し込みなど、間違いがあってはいけない場面では、自分達では何ともならぬと思い、夫婦一緒にタイ語を習っている先生に、助けを求めました。

タイ語の先生はタイ人の女性で、日本語もペラペラ。
心強い助っ人です。
先生はすぐに学校に電話して、春休み明けの予約を取ってくれ、申し込みに付いてきてくれました。

申込書はすべてタイ語な上、子どもの生育歴や現在の様子など細かく記入する書類が何枚もあったので、本当に一緒に来てもらって良かったです。
先生は日本語に訳して私に聞きながら、タイ語で記入してくれました。

その中にニックネームを書く欄がありました。
タイではお互いを名前ではなく、ニックネームで呼びあう習慣があります。
ニックネームは本名とは全く違ったりすることも多いようですが、ナツは本人にもわかりやすいように、そのまま「なっちゃん」にしてもらいました。
なので、学校でもみんなにナッチャン、ナッチャン呼ばれています。

その後、不安に思っていたことを、通訳してもらって質問し、すべてに答えをもらえて、安心して入学手続きを進めることが出来ました。

最後に、学校の規約や学費、持ち物などが書いてある詳しい冊子と、1週間の活動内容が書かれた時間割がもらえました。
なんだ~、こういうのあったのね!

見学のときには、簡単な学校案内のパンフレットしかもらえず、もっと詳しい資料はないのかなと思っていたのです。
タイの学校だからこんなものなのかな、と思ってしまってました。
想像してた以上にきちんとした学校だったということがわかり、安心しました。

先生方とコミュニケーションが取れたことで、お互い不安もなくなったので、入学手続きをしてくれたタイ語の先生には本当に感謝で、通訳料金と出張費で、いつもの授業料とは別にお金を渡そうとしたのですが、それは頑として受け取らず。

「これはタンブンだから」と言われました。
タンブンとは仏教の教えで、「徳を積む」という意味で、お布施をしたり、善行をしたりということのようです。
良いことをさせてもらって、返ってこちらこそありがとうという気持ちだからと言われ、相手の役に立てることが嬉しいというのは、素晴らしい考えだなと思いました。

実は、タイ語の先生が親身になってくれるのには、もう一つ理由があって、タイ南部の田舎に住む、先生の姪っ子ちゃんにも障害があるそうです。
タイ語のレッスンは我が家に来てくれるので、ナツに会う機会も多く、レッスンを始めたばかりの頃から、ナツのことも気にかけて、よく声を掛けてくれてました。

その時に姪っ子ちゃんのことも聞いたのですが、姪っ子ちゃんが住んでいるのは田舎なので、学校にも特別支援学級のようなものはなく、何かあるたびに、日に何度も電話でお母さんが呼ばれ、とても大変だったそうです。
今は仕方なく、幼稚園に通っているのだそうです。
将来のこともとても心配していて、今回のナツの学校もとても興味があるので見てみたいと言っていました。

しかし学費を聞いて、「高いね!」と驚き、ちょっと難しいかもと言っていました。
日本人学校よりも少し安いくらいの額なので、我が家としては許容範囲な上、インターよりもかなり安いので、安心して通わせられるのですが、実際は、日本の公立学校に比べてもずっと高いので、そういう反応になっても無理はないと思います。

この学校は、ある程度お金がある人が入れるところ、もっと収入が低い人が入れる学校もある。
そして、お金持ちや外国人は、インターナショナルスクールに入れている、と言っていました。

田舎と都心という住んでいる場所や、経済状況で受けられる教育が違ってしまうというのは、厳しい現実だなと思いました。
日本ではどこに住んでいても、同じ教育が受けられて、ありがたいことなんだなと改めて感じました。

タイの学校に行くことにしなければ、知らずに終わってしまっただろうことも垣間見れて、様々なことを考える切っ掛けになります。
せっかくタイに住んでいるのだから、これから親子で、更にタイを知っていけたらと思います。

by mineyom | 2015-05-24 01:29 | タイ生活 就学(中学校) | Comments(2)

Commented by ナッじいじ at 2015-05-24 06:17 x
素晴らしい出逢いでしたね。タイ語の先生、「徳を積む」他人の為にではなく自分の為にやらせて頂く、有り難い事です。本当になっちゃんは守られていますね。タイ国にタイの人達に感謝、感謝ですね。
Commented by mineyom at 2015-05-24 10:36
ナツじいじさん
コメントどうもありがとうございます。

本当に良い出会いに感謝です。
タイ語の先生は、本当に良い方で、言葉だけでなく、タイの風習や生活についてなど、いろいろと教えてもらい、夫婦でお世話になっています。

ナツはどこへ行っても味方に恵まれ、出会い運があると思います。
ナツに限らず、こういう子たちには、縁を引き寄せる不思議な力があるんじゃないかなぁと感じることがあります。