タイプーサムと花火

昨日は、ヒンズー教のお祭り、タイプーサムを見に行ってきました。
タイプーサムとは奇祭として知られ、信者の方々がカバティと呼ばれる神輿を支える鉄串を体に刺して、約4キロの道のりを歩く壮絶な祭りです。
Sri Srinivasa Perumal Templeというリトルインディアのお寺を出発して、Sri Thandayuthapani Templeというリャンコート近くのお寺まで歩いてきます。

信者の方は、トランス状態に入っているので、痛みを耐え歩き続けられるのだいうことで、怖いもの見たさで一度見てみたいなぁと思っていました。
到着寺院がうちの近所だったので、午後から散歩がてら様子を見に行ってきました。
ここまで来るころにはみんな疲れているので、リトルインディア辺りで見たほうが迫力があり、面白いと聞いたのですが、リトルインディアまで行くとすごく混雑していそうだったので今回はやめました。

River Valley Road辺りまで来ると、普段この辺りではあまり見かけない、インド系の方がたくさんいて驚いてしまいました。
いつもとは雰囲気が全然違いました。
でも興奮した感じは全くなく、みんな家族で連れ立って祭りを見ていました。
Sri Thandayuthapani Temple
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しばらく待っていると、カバティを背負った若者がやってきました。
家族が周りに付き従って歩くようです。
背中はもちろん、足にも釣り針のようなもので鈴を下げていてびっくりしましたが、以外に落ち着いた顔をしていました。
もう終点ということで、ほっと一息ついていたのかもしれません。
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重そうなカバティをたくさんの人に手伝ってもらいながら下ろしている人をたくさん見ました。
もっと迫力のあるお祭りかと思っていたのですが、淡々としたものでした。
でもリトルインディアまで行けば、もっと盛り上がっていただろうと思います。
ナツは何をしているのかよく分らないようで、全く怖がることなく、派手な飾りが面白いと思ったのか、じっと見ていました。
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通り道でジュースが振る舞われていたので、もらって飲んでみました。
白、黄色、ピンクと三種類あって、私はピンクを飲んでみたかったのですが、もらったのは白いジュースでした。
見た目は牛乳のようなのですが、少し酸味があって、なんとも言えない味でした。
不味いということではなく、はじめて口にする味です。
あれって何のジュースだったんだろう?
ナツは「ジュース!」と喜んでゴクゴク飲んでいました。
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いったん家に戻って昼寝をし、夕飯を食べに再び出かけました。
今日は先週見逃した花火を見に行く予定だったので、先週の失敗を教訓に、今回は花火スポットの近くで夕飯を食べ、その場で花火を見るという計画でした。
7時ごろ家を出て、マーライオン近くのビルに車を止め、ワン・フラトンの中の「春」に向かいました。
ここは、景色の良いMARINA BAYを眺めながら日本料理が楽しめます。
私は寿司盛り合わせ、夫は寿司コースを注文しました。
この寿司コース、内容が充実してて味もいいのですが、1品1品出てくるのがすごく遅かったです。
花火目的のお客さんで混んでいたのかもしれませんが、待ちくたびれるほどでした。
ナツも「鴨なんばんうどん」を一人前あっという間に平らげ、飽きてしまったので、やはり食べ終わってしまった私といっしょに外に出ました。

しばらく歩き回ったり、マーライオンを見たりしていると、続々と人が集まってきて、みんな海の方に集中しだしました。
いよいよ花火が始まるんだぁと、私もカメラを構えました。
9時30分ちょうどに、大きな音とともに花火が上がりました。
わぁという歓声に包まれ、私もシャッターを切りました。
しばらく撮影した後、ナツは・・・・と見ると・・・・号泣してた!!!
花火の音が怖いらしいのです。
前回8月に見たときにも、魂を吸い取られたような顔で花火を見つめた後、号泣したのです。
あれからだいぶ経つので、もう泣かないで楽しめるんじゃないかなと思ったのですが、まだ全然ダメでしたー!
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私は泣いてるナツを抱え、「怖くないよー、きれいだよー」と一生懸命盛り上げたのですが、花火が終わるまで泣いていました。
花火は時間が短いですが、一気にどんどん上がるので、華やかでとてもきれいでした。
ナツをつれてお店に戻ると、夫はまだコースの途中・・・。
それでも花火が上がっているときは、店の前まで出て花火は見たそうです。
私が「ナツまた泣いちゃったよ~」というと、涙に濡れたナツの顔を見て、「ああ、泣いてるところ俺も見たかったー!」となぜか非常に残念そうでした。

やっと最後までたどり着いた夫のデザートのアイスをもらい、ナツはご機嫌に。
涙が乾いた後は、何度も「どぉ~ん!」「どぉ~ん!」と興奮した様子で言っていました。
泣いてはいましたが、かなり刺激は受けたようです。
今日も花火の写真を見て、「はなび、どぉ~ん!」「どぉ~ん!」とかなり興奮気味。
ナツちゃん、あなたは一体花火が好きなの?嫌いなの?


<今日の読書>
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎著
う~ん、テーマはいいと思うのだけど、まわりくどく余計なエピソードが多すぎな気がします。
途中でだれてしまいました。
ただ主人公の両親など、魅力的なキャラクターが何人かいたので、そこは良かったと思います。

by mineyom | 2006-02-11 23:19 | シンガポール生活