怖いもの

木曜日は、ナツは幼稚園をお休みしました。
夜中に咳が出ていて、朝になっても少し咳き込んでいたので、今悪化されると困る!と思い、早めに病院に行って薬を貰って来ることにしました。
この日は夕方幼稚園の個人面談があって、日本での幼稚園を探す上でも普段幼稚園でどんな感じで過ごしているのか、先生に聞いておきたかったので、キャンセルするのが残念でした。

午前10時ごろ病院に行き、いつも診ていただいている小児科の先生に、風邪薬を出していただきました。
そして日本に帰国になったことをご報告しました。
こちらの先生には、ローカルの専門医を紹介していただいたり、何かあるたびアドバイスをいただいたりと、親子ともとてもよくしていただきました。
最初は先生を嫌がって泣いたナツも、今は全く平気で診てもらっています。
いい先生と出会うのも難しいので、お別れするのが寂しいです。
先生はナツの今後を気遣ってくださり、日本に帰ってスムーズに治療が続けられるようにと、紹介状を書いてくださるそうです。
日本でも小児神経では有名な病院だということで、1つ懸念事項が減り、ほっとしました。

帰国が決まって、日本の情報がない、状況も全く分らないと焦っていましたが、お世話になった先生方やお友達が、いろいろ情報を下さり、手助けしてくれて、何も1人で立ち向かうことはないんだなぁ。
こんなに仲間がいたんだなぁと心強く、嬉しく思いました。

午後は引越しやさんが見積もりに来ました。
帰国まで1ヶ月を切っているというのに、どこかまだのんびりしていた私でしたが、引越しやさんがやってくると、さすがに本当に日本に帰るんだなぁという気がしてきますね。
荷物をざっと見てもらいましたが、充分会社の規定内で収まるだろうということでした。
私たちがこちらに来たのは、結婚して1年半くらいのときで、家具や家電類など結婚のときにそろえたものが多く、まだ新しかったのでいろいろと引越し荷物に入れてシンガポールに持って来ていました。
冷蔵庫や炊飯器、オーディオ、パソコンなど、変圧器もたくさん持ってきて使ってました。

家電類は7年近く使ったことになるので、今回ほとんど置いていくことにしました。
帰りの荷物ではナツのものが主に増えましたが、置いていく物も多いので、差し引きゼロになるようです。
日本の家は今より狭くなるので、今の感覚で行くと物が納まりきらない~!ということになりそうですので、今一生懸命不用品を処分して、スリム生活を目指しているところです。

さて、夜の話です。
子どもには誰でも1つくらい怖いもの、苦手なものがあると思います。
悪さをしたら「いい子にしてないと○○が来るぞー!」と脅しに使えるようなもの。
ナツのそれは、私のパックしている顔でしたー!!

夜お風呂上りに寛いでいるときに、洗面所を整理していて使っていなかったパックを発見したので、ふとやってみようかなと思い立ちました。
美容液が染み込ませてあるシートをぺたりと顔にはるだけの物です。
洗面所でパックし、ナツに「どう、かわいい?」と顔を見せると、ナツはビクッとしたあと、「が、が、がわいいよ~」と言ってくれました。
それはどう聞いても「おそろしいよ~」というような口調でしたが、とりあえず大丈夫そうだったので、そのまま私はリビングのソファに座ってパックしながらテレビを見ていました。
5分くらいたってリビングにやってきたナツは、私の顔を見るなり、ブルブルと震えだし、まるでお化けに会ったとでもいうようにギャーっとものすごい声で泣き出しました。
「怖くないよー、ママだよー」と言ってみても、震えが止まりません。
これはまずいと慌ててパックを取って、抱っこしましたが、かなりの衝撃を受けたのか、少し収まってきても私の顔を見ると、お化けを思い出すのか、また泣き出してしまいます。
ナツが落ち着くまでしばらくかかってしまいました。

これは脅しに使える・・・と母はちょっと思ってしまいましたが、あまりの怖がりように、これ以上脅したら心臓止まっちゃうかもと思いました。
今夜は悪夢を見て夜泣きかも・・・とも。
何がそんなに怖いのかな~。ママなのに~。
「ナツちゃん、怖いの?」と聞いたら「こわいー、こわいー」と連呼し、一瞬で「こわい」という言葉を覚えてしまったナツです。
何か悪さしたら、ママのパック顔が絶大な効果を発揮しそうです。

でも本当に怖がらせすぎちゃうので、これからはナツが寝たあとにパックしようと思います。
このパックのあと、お肌の調子がいいので、ママはパックを気に入ってしまったのです。
そのパック中にナツが起きだしてしまったら・・・ナツにとっては本当に悪夢でしょうね。

by mineyom | 2006-03-09 23:47 | 育児