幼稚園さがし

日本に帰るにあたって、一番の懸念事項だったのが幼稚園さがしでした。
ナツはこの春から幼稚園の年少で入園する年。
会社のほうもその点も考慮して、今年辞令を出したということだったそうです。
しかし実際には、幼稚園はさがしは通常前年から始まり、秋には願書の提出をして入園が決まります。
人気の園は、願書の提出をするのに前日から並ぶなどという、大変な話を聞いていたこともあり、果たしてこんな時期に幼稚園さがしをして、入れるところがあるのかとても不安でした。
加えて日本の幼稚園の情報がなく、園さがしといっても全くどこから手を付けたらいいのかも解らない状況で、今年の入園は無理なのかも・・・と弱気になったりもしました。

しかしシンガポールで知り合った友人たちが、お子さんが通っていた園について教えてくださったり、日本のお知り合いに状況を聞いてくださったりと情報を下さり、それがとても参考になりました。
このブログを通じてもいろんな方がいい園があると教えてくださり、どうやって探したらいいのか、どういうポイントで絞り込んだらいいか少しずつわかってきました。
本当に助かりました。とても感謝しています。

住む場所が全く決まっていなかったので、先ずはナツに合う幼稚園を探し、その近くに家を探すことにしました。
元は千葉に住んでいたのですが、日本は地域によって子育てしやすいところとしにくいところがあるということで、今後ナツに療育を受けさせたいという思いもあったので、千葉県よりは進んでいるという東京都に新居をかまえることにしました。
一口に東京都と言ってもいろいろありますが、その中でも子育て世代に優しいと人気の区を選び、その中で幼稚園のHPを見て、ピンと来る園をピックアップしていきました。

その中でここはと思ったのが、モンテッソーリ教育を取り入れている園でした。
このブログでモンテッソーり園について教えていただき、ナツのようなマイペースでのんびりしている子に合うのではないかと勧められました。
シンガポールにはモンテッソーリを取り入れた園がたくさんあったので、名前は聞いたことがありましたが、言葉がゆっくりのナツには英語教育は合わないと思っていたので、どんな物か詳しく知りませんでした。
今回モンテッソーリ教育についての本を何冊か読み、周りの子と同じ事をしたり、比べられることなく、自分のペースで取り組んでいき、自分で選びやり遂げるということによって、自立心が育つというところに惹かれました。

幼稚園に電話してみると、年少にまだ空きがあるといいます。
日本に帰国する日をお伝えして、帰国後すぐに見学させてもらうことをお願いしました。
そして1校では心許なかったので、もう1つHPで見て、少人数で1人1人をじっくり見て育てていくという方針の園が気に入り、こちらにも見学の予約を入れました。

帰国してみたら日本はまだ冬のような寒さでしたが、ナツは元気だったので、すぐにナツを連れて幼稚園の見学に行きました。
先ずはモンテッソーリの園。
こちらは建物も教室内もとてもシンプルでしっかりとした作りの園でした。
まだ春休み中で、子どもたちがおらず普段の様子が見れなかったのは残念だったのですが、先生方は新学期に向けて準備されていました。
1人の先生が園内を説明しながら、案内してくれました。
モンテッソーリの園は、様々な教具が、自分で好きな物をとって取り組めるように、棚に綺麗に並べられているのが特徴です。
ナツもそれに興味を示し、早速やり始めました。

その様子を見ながら園長先生に、発達がゆっくりなこと、言葉が遅れていることなどいろいろとお話しました。
園長先生は、ナツの様子を見て「大丈夫でしょう。お預かりできますよ」とおっしゃってくれました。
私はナツがやっていけるのか少し不安でしたが、先生はやりっぱなしで投げ出そうとした教具を諭しながらきちんと片付けさせていました。
それはナツには少し難しいことでしたがきちんと取り組ませていて、ナツを一人前として扱ってくれているなという印象を受けました。
園長先生は、「日本の環境に慣れるのにも大変だろうし、入園は5月の連休明けでいいんじゃないかしら」とおっしゃいました。
その時私はそんな先!?と思ってしまい、口数の少ない園長先生の性格も手伝ってか、あまり「歓迎」という感じじゃないんだなと思ってしまいました。
後でよく考えると、焦って無理させる必要はないし、ゆっくり行きましょうと私を抑えてくれたのだとわかるのですが。

いい感じではあったけど、ぜひ入れたい!とまでは思わず帰路に着き、次の日もう1つの候補の園に見学に行きました。
こちらもまだ春休み中で、子どもたちはいませんでしたが、築山があったり、大きな花壇があったり、木で作った小屋があったりとにぎやかで楽しい園庭でした。
遊具も可愛い物が多く、ナツは目を輝かせてはしゃいでいました。
その様子を見ながら園長先生とお話をしましたが、園長先生のお返事は年少クラスへの入園は難しいだろうというものでした。
ついていけないだろうということで、週2回行われている親子参加の2歳児クラスからはじめてみてはということでした。
少し見ただけで、そんなに遅れているのがわかるのかなとショックを受けるとともに、これが現実なのかと思いました。
昨日の園は、受け入れてくれると言ってくださるだけよかったのだと。

確かに子どものペースに合わせるということならば、1つ下のクラスに入ってゆっくり見ていくというのはいい事なのかもしれません。
実はナツにとっては、同じ年の子の中に入るのはしんどいことなのかも。
しかしナツはシンガポールできちんと幼稚園に通っていたし、同級生の中でもまれて成長して欲しいという願いもあります。
親子教室で取り組むということは、もうすでにやってきたという思いもありました。

結局、ナツを引き受けますと言ってくださった幼稚園にお願いすることにしました。
この園は、年長、年中、年少の縦割りクラスだということにも惹かれました。
お世話好きのお兄ちゃん、お姉ちゃんがいて困っていても助けてくれますよ先生がおっしゃっていました。
シンガポールの幼稚園でもお兄ちゃん、お姉ちゃんが好きだったナツなのでたくさん刺激を受けてくるんじゃないかなぁと思います。
その上、毎日お弁当、送迎バスはなしで毎日送り迎え、制服もなしというなかなかのこだわり園です。
ママも楽はできないかもしれませんが、ポリシーがあっていいなと思いました。

入園は5月で入園式がなかったのがちょっと寂しいですが、ナツの新しい園生活、今はとても楽しみです。
これから入園準備に取り組まなくっちゃ!

by mineyom | 2006-04-05 23:49 | 幼稚園