絵画教室のワークショップに参加しました

今日は、家族3人で絵画教室のワークショップに参加して来ました。
この教室、ママポンのスタッフの方が始めた教室なのですが、ただの絵画教室ではありません。
絵を上手に描くという指導はせず、子ども達の思いのままに伸び伸びと表現させ、そこで生まれた作品や取り組む姿勢から、心のメッセージを読み取るという、色彩心理学と絵画セラピーを取り入れたものなのです。
子どもが描く絵には、気持ちや訴えが無意識のうちに投影されているので、絵から子どもの思いがわかるというお話に興味を引かれ、軽い気持ちで参加しました。
最近お絵かきに興味を持ち始めたナツはどんな作品を見せてくれるのかなと楽しみでもありました。

時間ぴったりにワークショップの会場に入ると、床には1面ビニールシートが敷かれ、子ども達が思い切り取り組んでも大丈夫なように用意されていました。
準備ができると、白い紙を表面に張ったフリスビーが1人1人に配られ、お子さんはママかパパの顔、ママとパパはお子さんの顔をここに描いてくださいといわれました。
ちゃんとした顔を描かなくても、色で表現したり、切り貼りしたり、好きなように表現してくださいねとお話がありました。
絵が苦手な私は、それでちょっと気が楽になりました。

前に並べられたテーブルに、絵の具、マーカー、色鉛筆、クレヨン、カラーフィルム、小さく切った様々な色の色紙、カラーテープ、スパンコール、ボタンなどたくさんの画材が用意されており、それで塗ったり、描いたり、貼ったりと好きなものを選んで、作業できるようになっていました。
子ども達は自由に好きなように使っていいよ!という先生の言葉に、目を輝かせて、おのおの好きな画材で取り組み始めました。
しかしナツは「何かやらされる!」と感じたのか、「いやー!」と叫んで逃げてしまいました。
好きなようにしていいんだよと何度か誘ったのですが、ナツはいやを連発して断固拒否です。
別に無理にやらせるつもりはないのですが、せめて私達がやるのを見ててくれたらなと思っていたら、先生が来て「お母さん達は始めちゃってください。自然に興味を引かれて来ますから」と言われました。
それではと私は作業に取り掛かることにし、ナツをイメージした黄色やオレンジや赤の色紙を持ってきました。
夫は筆と絵の具を用意しています。
私が色紙に糊をつけて貼っていると、程なくして先生の言われたように、ナツが私もやりたいという顔で近づいてきました。
私の手から奪う勢いでのりと紙を取り、自分のフリスビーに何枚か貼りました。

その後も集中が切れてしまうと窓際によって行って、窓の外を見ていたりしましたが、自らマーカーを選んで取ってきたり、しばらく熱中してテープを貼ったりとしていました。
数枚色紙を貼ったあとは裏返して、裏面に青いマーカーで色を塗り、紫のキラキラしたしたシールを切って、何枚も貼りました。
私も切り貼りを中心に仕上げ、元美術部で絵が得意な夫は本格的な作品を作り上げていてびっくりしてしまいました。
これが完成品。
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これがナツの裏側。
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仕上げたフリスビーを持って、本当は外でやるはずが、本日は雨天だったため体育館に行って、親子でフリスビー投げ遊びをしました。
ナツは夫にフリスビー投げのコツを教わり、
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振りかぶって、
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飛びました!
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実際にはフリスビーから上手く手を離すことができず、まるでボール投げのようになってしまって、投げ捨てているようにしか見えませんでしたが、本人は何度も投げたり拾ったりを繰り返し、とっても楽しそうでした。
ここのところ毎日帰りが深夜で、ほとんど会えなかった夫ともフリスビーの投げ合いをして、嬉しそうに走り回っていました。
親子で参加して本当によかったです。
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思う存分遊んだあと、順番で先生が回ってきて、絵の診断をしてくださいました。
どんなことがわかるのかドキドキ。
でも楽しく遊んだあとだったので、リラックスして聞いていました。
しかし作品を見た先生の第一声。
私の作品を指し、少し固い表情で「気になるのは・・・、お子さんの目がありませんよね。これは現実を見たくない、お子さんの全てを受け入れることができていないということではないでしょうか」と言われました。
ざぁっと冷水を頭からかけられた気がしました。
そんな言葉が出ると思っていなかったので、かなり動揺しました。
しかし確かに、作っているときに、目をどうしようかなとは思ったのです。
しかしどう表現していいか思いつかず、結局何もしなかったのでした。

そしてナツの作品を見、「裏側にいっぱい書いていますよね。これは不安を表しています。
しかし表側の黄色い紙には、目立ちたい、もっと自分を表現したいという思いが表れています。
しかしその術がよくわからず、上手く表現できなくて、押し込められているという不安じゃないかなということでした。
それはやはり、お母さん自身がお子さんを受け止め切れていないことも一因になっていると思います、と言われました。

私はナツが1歳代、なぜほかの子と違うのか、どうすればいいのかという葛藤を続けたあと、2歳過ぎからはナツのありのままを見てあげよう、ナツをそのまま受け入れてあげようと思いながら来ました。
そうしているつもりでしたが、やはりまだどこか迷っていたのかもしれません。
先生に言われたことが重く胸に響いたのは、確かにまだ全てを受け入れることは出来ていないのだと自分自身で感じたからかもしれません。
心掛けてきたつもりだっただけに、激しく落ち込んでしまいました。
思い切り心の隙間の闇をつかれたような。
でも仕方ないのかも。そんなに簡単に全てを受け入れることができたら苦労なんてないし。

そして救いもありました。
「口は出てきていますね。受け入れようとしてはいるんですよ。あとはしっかり見てあげてくださいね。」
確かに口ははっきりイメージできて、赤でくっきり描くことができました。
ナツの目が現れるのも、あともう一歩なのかもしれません。
私は受け入れなければいけない、焦っちゃいけない、分かってあげなくちゃいけないと「しなければいけない」というのが強すぎたのかもしれません。
もっと肩の力を抜いて、ナツと向き合えばいいのかも。
と言うのも夫の作品を見て、先生は「パパはお子さんを正面からしっかり見て、しっかり受け入れてますね」と言われたのです。
夫の方がずっとあれしちゃいけない、これしちゃいけないと細かいことで怒ってばかりなのに~。
しかし夫は、いい意味でとっても能天気な人なのです。
私はつい考えすぎるタイプです。
頑張りすぎるのもよくないのかなぁ、もっと気楽に能天気にナツと生きていたらいいのかしらと思いました。

ナツには、もっと伸び伸びと自分を表現できる環境を与えてあげてくださいと言われました。
あれダメ、これダメと決して止めることなく、思う存分好きなように、好きなだけ、もっと表現させてあげてくださいと。
それには大きな模造紙を数枚貼り合わせた物を壁に貼ったり、新聞をたくさん貼り合わせて床に敷いたりして好きなように描いたり、塗らせたりという時間を作ってあげるといいですよと言うことでした。
確かに自己主張の弱い子だったので、いままで思う存分表現させたことはなかったなと思いました。

今ナツは、反抗期の再燃?というくらい「いやぁ、いやぁ」ばかりで、かなり自己主張が激しくなっていたのです。
しかし言葉がおぼつかないので、言いたいことも思うように伝わらず、ナツ自身もかなりもどかしい思いをしていたのかも。
もっとこうしたいのにという思いがくすぶっていたのかな。

この絵画セラピーを受けて、こんなことまでわかるのかと驚くとともに、恐ろしいとまで思ってしまいました。
子どもは決して嫌いな色は使わないので、何の気なしに、無意識に色をとっているようでも、必ずその色を選んでいるそうです。
絵画セラピーの奥の深さを見ました。

このタイミングでこのワークショップに出会えたのは、私にとってもナツにとっても良かったんだと思います。
制作や親子で遊ぶのはとても楽しかったので、ちょっと怖いですが、ナツを継続して見てもらうためにも、次の春のワークショップも参加してみようかなと思っています。

by mineyom | 2007-02-18 17:59 | 育児