マイク当番

保育園は年長になって、行事が目白押しです。
お泊り会や地域のお祭りに合奏で参加など、年長さんだけの行事があるほか、運動会ではリレー、クリスマス会ではキャンドルサービスなど、年長さんが活躍する場面が多いのです。
その他、年長さんには、運動会での開会の言葉・選手宣誓、発表会での司会など、前に立って話す場面がいろいろあります。
年間を通して年長さんが1人1人順番に担当していき、年度末には全員が、晴れの舞台に立つことになります。

その話を聞いたとき、ナツの出番はないだろうなぁと思いました。
運動会や発表会で舞台に立つ子ども達は、みんな本当に立派で、さすが年長さんだなぁと毎年感心していたからです。
とてもナツがその役目を果たせるとは思えませんでした。
出来ないことはあるし、仕方ないよねと思っていました。

一方、もう一つ年長さんには「マイク当番」という役目があります。
こちらは4.5人でクループを作り、毎日交代で園内放送を担当するものです。「ほいくえんがはじまります」、「おやつのじかんです」などと話しているようです。そして最後に1人1人名前を言います。

最初先生に「ナッちゃん、今日マイク当番やりましたよ~!」と言われた時には、なにそれ?!と、本当に驚いてしまいました。
マイクでセリフを言えるなんて信じられなかったので・・。
よく聞いてみると、クラス名と名前を先生のあとに続いて言えたとのことでした。
それでもクラスの子達は、「ナッちゃんすごい、上手に言えたね~」と皆で喜んでくれたそうです。
それなら何とかなるのかな・・・と思っていたら数週間後、ナツが家で「ほいくえんはじまります!」「わたしは~はとの~Aぐみの~〇〇〇〇ナツキです」と繰り返すようになったのです。
マイク当番だ~!!!!!

先生のあとに続いて言うのがやっとだったのに、いつの間にか覚えていました。
ナツの一人称は基本「なっちゃん」で、まだ男の子と女の子の区別が付いていないので、しまじろうの影響で「ぼくは」になってしまうこともあったくらいなのに、「わたしは~」をちゃんと使えていました。

お友達と一緒に取り組んでいるのも良かったのだと思います。
しかしこんなにすぐに言えるようになるとは思っていませんでした。
親がきっと無理だからと、やらせないで可能性を狭めてしまっては、本当にダメなんですよね。
最初は全く役目を果たせなかったろうと思いますが、ちゃんとナツにも当たり前に機会を与えてくれて、挑戦させてくれる保育園に本当に感謝です。

この保育園のこういうところが、本当にすごいなぁと思います。
このマイク当番の話を聞いて、きっと運動会や発表会の晴れの舞台にも、ナツの出番を用意してくれるんだろうなぁと思いました。
きっと無理だから、ナツには出番がなくても仕方ないと思っていた自分がちょっと恥ずかしくなりました。
上手く出来なくてもいい、ナツなりの最善を尽くせば。そんな思いで、ナツが出来る形での参加を考えて下さるのだろうなと思います。

その日が来たときには、かなりヒヤヒヤしそうですが、嬉しい気持ちでいっぱいで、カメラを構えていそうです。

by mineyom | 2008-05-17 03:20 | 保育園