何を求めるか

何だか眠れずに、つらつらと考え事をしていました。
特別支援学級に心引かれながらも、確信のもてない私です。
しかし考えているうちに、1つの事柄が見えてきました。

「特別支援学級は、普通の子と交流し、刺激を受けることが出来る。」
確かにそうだな、それが利点だなと思っていました。
しかしそれは言葉だけの理解で、実際それがナツのどの部分に関わってくるのか、それが本当に大きく意味のあることなのか、よく分らないでいました。
だから確信が持てなかったのだと思います。

じっくりナツの普段の様子を、思い出してみました。
ナツは大人とのコミュニケーションは結構とれる。
しかし実は子どもは苦手です。
大人は自分に合わせて接してくれるが、子どもは予想がつかず、勢いが激しくて対処するのが難しいからでしょう。

もともと自分から働きかけることは少なく、一人で黙々とブロックをやっているのが好きです。
周りを見て真似して、自分の力にしていくということが苦手です。
そして、嫌なときは嫌と相手に意思表示することが出来ません。
人懐こいように見えて、実は社会性はそれほど育っていません。

そんなナツ、保育園に通い始めて徐々に周りを見ることが出来るようになって来ました。
少しずつお友達の名前も出始め、関心がでてきました。
やっと周りの子ども達と関わるための、入り口に立ったところです。

ここをもっと強化したい。
これから花開いていきそうな可能性を伸ばしたい。
やっとここまで来たものを、止めてしまいたくない。

特別支援学校では、自分から働きかけていかなければ、お友達との関わりは難しいと思いました。
それはまだナツには無理です。
今のようにシャワーみたいに勝手に降ってくる子ども達のパワーが、ナツには必要。
支援学校では先生とのやり取りが多かったので、ナツもそのまま努力することなく、変わらず過ごしてしまいそう。

そのために特別支援学級に入れるんだ。
やっと自分の中で、答えが出てきました。
求めるものがいろいろありすぎて、何が今一番大事かということが自分の中で整理できてなかったなと思います。

これから就学相談するにしても、親が確信なく、本当にこれでいいのかなと悩みながら話をしているようでは、相手にも伝わらないし、訴える力もありませんよね。
改めて、子どもの進路を選ぶには、子どもの特性をよく分っていなければならないんだなと思いました。
思い込みか、願望のフィルターがかかっていて見えづらくなっているのか、親が見定めるのは結構難しいけれど。
就学先を決めるのって、本当にしんどい作業だなぁ。

しかし1つ見えたものがあったのですっきりしました。
これで眠れそうです。

by mineyom | 2008-07-04 02:35 | 就学