小技

トイレの自立。まだ、後もう一歩のナツです。

ペーパーできちんと拭き、身だしなみを綺麗に整えて出てくるまでできて初めて、「一人でトイレにいける」だと思います。
ナツは一応一人で行ってこれるものの、ペーパーで完璧に拭けるとはまだ言えませんし(特にウンチは全く拭けない)、シャツの裾が後ろからペロンと出ているなんてこともあります。
まだ完成とは言えません。

ウンチを拭きとることに関しては、ナツの体が硬いのか、手が短いからか、ぽっちゃりタイプのナツは、お尻の肉も厚すぎるからか、ピンポイントで拭くべきところを捉えることができません。
一応練習はしていますが、「ここ~?」と全然見当違いのところを拭いている。

ウンチのふき取りはまだまだ練習を重ねなければなりませんが、おしっこに関しては、だいぶちゃんと拭けるようにはなって来たと思います。
ペーパーの切り方から何度も教え、最初はなが~く引っぱりすぎていたペーパーを「長すぎ!」と繰り返し注意し、だいたい適正な長さがわかってきた頃、取ったペーパーを、たたむことを教えました。
まず半分にたたんで、またそれを半分にして「半分、半分」と言いながら、手のひらの大きさになるまでたたませました。

しかし元々たたむのが苦手なナツ。
たたんでいるというよりは、握りつぶしてる感じ?
それじゃ拭きにくいでしょと何度も言ってました。
「めんどくさ」という感じですぐクシャクシャにしてしまうナツに、何度もたたむことを教えました。

そのうちかなり適当ながらも、何とかたたんで拭けるようになり、まぁ、数こなせば上手くなっていくでしょと、毎回一緒にトイレに入って付きっきりで見るのはやめました。
なんとかおしっこのほうは合格かなぁと、「おしっこのときは1人でやるんだよ。ウンチのときは拭くから教えてね」と1人でやらせていました。
そんな中、昨日ふと、「できた~?」とトイレを覗いてみると、ペーパーを引っ張るナツの様子がなんか変。
なんでそんなに手首を使ってるの?

なんと私の知らぬ間に、こんな小技を編み出していました。
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わかりますか?
ペーパーを引っ張りながら、手にクルクルクルっと紙を巻きつけています。
その巻きついたままの状態でおまたを拭き、拭いたらそのまま便器にポン。

たたむのがどうしても上手くできなかったナツ、私が教えていたやり方は、とっくに放棄していたらしい・・・。
自分で一番やりやすい方法を、いつの間にか考え出していたのです。

調子に乗って巻きすぎて、手がなかなか抜けなかったりもしているようですが、こうやったほうが簡単だ~と思いつき、自ら変化させていたナツに、なかなかやるなと感心してしまいました。
別に私が教えていた方法が最善というわけではなく、自分で自分のことができるなら、やり方は何だっていいのです。
自分で工夫して、自分のやりやすい方法でやっていけばOK。

今まで何を教えるのでも、どうすれば出来るか、どうやるのが一番楽かと、頭を悩ませてたけど、やるのはナツ自身。
本人がやりやすいやり方でやるのが一番いいに決まってる。
私が考えるだけでなく、一緒にやりやすい方法を探していけばいいんだと思いました。
なっちゃんこれからも、どんどん技を編み出してちょうだい。
アイデアお願いね!

by mineyom | 2011-03-05 18:23 | 療育

短期記憶の訓練

最近ナツがはまっている遊びは、神経衰弱です。
トランプではなく、お気に入りの絵カードでやります。

療育の相談に行っていた先生に言われて、3~4年ぐらい前から取り組んでいます。
最初は3組6枚のカードでやっていましたが、今はかなりの数のカードを並べても、根気強く取り組むことができています。
ナツは気に入ると繰り返し何度も何度もやりたがるので、付き合うこちらのほうが、頭が痛くなってきたよ~となるほどです。
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3歳半の発達検査でやった、3つのコップを伏せて置き、その中の1つにだけ積み木を入れて、どこに入っているか指すという検査。
それが全くできなくて、ついさっきのことでも、記憶できないんだなぁとびっくりしました。

それから、片方の手に小さなおもちゃを握り、両手をグーにして「どっちの手に入ってるか~♪」と当てさせる遊びをよくやりました。
それも、最初に手のひらにおもちゃを乗せたのをじっくり見せてから握るのに、なかなか当てられるようになりませんでした。
今こっちの手に入ってるの見てたじゃない!と思うのですが、ナツは???。
記憶できるようにならないのかなぁなんて思ったこともありました。

あとは、やはり療育の相談に行っていた先生に紹介された絵本もよく見ました。
これはナツがものすごく気に入って、小さいのでお出かけ先にも持って行って、本当によくやってました。
岩崎書店の「おなじのどーれ?」。

まずじっくり絵を見させ、
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パッとめくって、いろんなお茶碗が並んでいる中から同じものを当てます。
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ほかに、歯ブラシや椅子、時計、かばんなど、20ページほどあります。

最初は、めくると見本が見えなくなってしまうので戸惑っていましたが、繰り返しやるうちに、「よーくみてね」のところで、じっくり絵を観察するようになりました。
今まで「よく見る」ということができていなかったのも、記憶できない理由だったのだなと思いました。
暗記するほどやるうち、徐々に正解できるようになり、観察力とともに、記憶することもできるようになってきたかなと思います。

神経衰弱も、ただ当てずっぽうにめくっているだけの時期が長く、当たるときはただのまぐれ当たりでした。
前にめくったものを記憶しながらやるのはやはり難しいのかなぁと思っていましたが、年末くらいから、突然当たり率が上がってきました。
最初はまぐれかな?と思ったのですが、どう見ても、覚えてめくっているとしか思えない。
私がここにあったなとめくろうとすると、「だめ~!」と言って止めたりするし、「ここだよ~」と嬉しそうにめくってみせて、本当に合ってる!

ただ集中力がもう一歩なので、人がめくったカードはあまりよく見ておらず、自分がめくったカードを中心に覚えているようです。
最近は、こちらも真剣にやらないと、負けてしまうほど。
おかしいなぁ、神経衰弱すごく得意だったのになぁ。ママの記憶力は衰えている?
もう片手間では相手できません。

ナツは楽しくて仕方ないようで、何度もやるからますます記憶力が鍛えられている気がします。
しかし、神経衰弱でナツに負ける日が来るとはねぇ。
ママは感動だよ。

by mineyom | 2011-02-09 10:11 | 療育

ぽこ・あ・ぽこ in Tokyo

「ぽこ・あ・ぽこ」というのは、私がシンガポールにいたときに参加していた育児サークルです。
障害のある子を育てているお母さん、健常のお子さんのお母さんも集まって、悩みを打ち明けたり、情報交換したりしていました。

当時シンガポールには障害ある子のお母さんが心の拠り所にする場はなく、孤独に育児をしていたので、「ぽこ・あ・ぽこ」ができたときは、本当にうれしく思いました。
定例会ではみんなの話を聞きあい、元気をもらえる場所となりました。

しかしそんな待望のサークルであったにもかかわらず、始動から半年余りで私は日本へ帰国となってしまいました。
やっと見つけた居場所を去らなければならない寂しさと、初めての日本での育児への不安で、当時の私はかなりのショックを受けました。

そしてそれから4年半。
先月東京で、「ぽこ・あ・ぽこ」メンバーの集まりがありました。
初期からのメンバーは、すでにほとんど日本に帰国されていて、なかにはまた違う国へ赴任されている方もおり、時の流れを感じました。

お子さんたちはすっかり大きくなり、成長ぶりに驚きました。
懐かしいシンガポールでの話で盛り上がったり、子どもの近況を報告したりととても楽しい時間が過ごせました。

私は早い時期に帰国してしまったので、はじめましての方もいらしたのですが、このブログをずっと読んでくださっていた方もいて、ナツを見て「初めて会った気がしません」と嬉しいお言葉をいただきました。
異国の地で、障害のある子を無我夢中で育てた記録であるこのブログを、やっていて良かったなぁと思った瞬間でした。

子どもは成長しても、新たな悩みは次々出てきます。
やはりわかりあえる仲間というのはかけがえのない、大切な存在です。

転勤族が多い私たちは、また誰がどこへ行くかわかりません。
メンバーが世界に散らばっても、どこの国行っても仲間がいて、元気に子育てできる、そんなネットワークができたら素敵だなぁと思いました。

by mineyom | 2010-12-22 11:02 | 療育

中川信子先生の講演会

先日、江戸川区の特別支援学校主催で行われた、特別支援教育研修会に参加してきました。
対象は、学校の先生や特別支援に関わる方、保護者などで、5日間あり、すべて無料で受けられました。

その第1日目が言語聴覚士の中川信子先生の講演会でした。
中川先生は、子どもの言葉の発達について、数々の取り組みをされており、本も何冊も出されています。
私も、ナツの発達に不安を持ち始めた1歳の頃から、何冊も読み、参考にさせていただいていました。

その先生のお話が生で聴けるチャンスなんてそうそうない!とワクワクして出かけてきました。

「支援の必要な子のことばをはぐくむ」という講演で、内容は今まで本で読んできたことと被るところがあり、改めて勉強になり、初心に帰るような気がしました。

ナツは言葉の発達が遅れています。
3歳ごろから2語文は出始めたのですが、そこから遅々として進まず、言葉に関しては停滞しているような状態です。
それまで遅れはあっても、ゆっくりながら成長していたのでその点は安心していたのですが、すでに4年近く2語文から先に進まず、もしかしてこれ以上話せるようにならないのかな・・と不安に感じていました。

せめてもう少し単語が増えれば、言葉でやり取りできるようになれば、そんなことばかり考えていました。
言葉が遅れていると、どうしても発語ばかり気になってしまいます。

しかし、先生がおっしゃるのは、「言えることば」というのは氷山の一角で、その元には「実体験を通して分かることがら」、「理解できることば」があり、それにプラス「相手に伝えたい、相手とわかり合いたい」という気持ちが育まれて、はじめて出てくるものだそうです。
表面に出ていないところのほうがずっと大きく、そこが育たないと出てくるものも出てこない。

ついつい言葉が出ればと焦ってしまい、訓練に行って少しでも話せるようになれば、などと考えてしまっていたのですが、
無理な訓練は邪魔になる。
訓練されたいと思っている人には有効だが、そこまでいってない場合(子どもなど)は「心の安定」が一番重要だ。
「言わせ」「やらせ」に走ると育つものも育たない。
との言葉に、胸が痛かったです…。

「体が元気」「心が健やか」「安心感のある暮らし」が原則。
結局のところ、規則正しい生活、十分な運動、楽しく遊ぶ、豊かな体験、経験など、1つ1つ手を抜かず、丁寧に積み重ねていくことが大事のようです。
そんな当たり前のこと…何だかまどろっこしいなと思いがちですが、毎日の暮らしの中で積み重ねるということが重要なのでしょうね。
それが実は一番難しいのかも…と思いました。
近道はないですね。

私も焦らず、もう一度基本に戻って、心と体を育てるために、真剣に考えなくちゃいけないなと思いました。
毎日ナツが、心穏やかに、楽しく暮らせるように。
そのあとに、自然に言葉が付いてくるのを信じて。

by mineyom | 2009-08-22 23:02 | 療育

発達遅滞の遺伝学的検査

前回の記事に書いた定期健診に通っている病院は、精神・神経科の専門の病院です。
だからかと思いますが、主治医の先生から「発達遅滞の遺伝学的検査」という検査のお知らせをもらいました。
発達遅滞というのは医学的用語で、知的障害のことです。

知的障害というのは、全人口の1~3%の頻度で見られ、その原因の約30~40%が染色体異常や遺伝子異常なのだそうです。
逆に言うと、それ以外は原因不明ということです。
ナツも1歳半で最初に発達の遅れを指摘されたときに、染色体の検査をしましたが、何もでませんでした。
知的障害というのは、原因が不明な場合の方が多いのだそうです。
こんなに医学が進んでも、脳というのは非常に複雑で、まだまだ解明されていないことも多いのだなぁと思いました。

原因がわからないことにすっきりしない気持ちはありましたが、大事なのは原因を探ることではなく、ナツの発達をいかに促すかということだったので、それは気にせずここまで来ていました。

そして上の遺伝学的検査の話を聞いたのです。
この検査は、自分で希望して受けるのではなく、研究のための協力という形になっています。
非常に細かい検査なので、通常個人で受けるとすれば、数百万円かかるものだそうです。
厚生労働省から委託費が出ているので、今回は無料です。

しかし患者本人にプラス、両親の遺伝子も検査するので、何か原因がわかった場合、悲しい話ですが「あっちのせいだ、こっちのせいだ」という話になる場合もあるので、受ける場合は慎重にという話がありました。
しかもいくつもの機関で検査するので、結果がでるまでには1年以上かかります。

我が家は話し合った結果、今は原因がわからなくても、数年後、数十年後に原因が解明し、治療法が発見される可能性があるかもしれない。
そうでなくでも、今後ナツと同じような障害を持って生まれた子ども達のために、少しでも役に立てばと思い、研究に是非協力したいと思って検査を受けました。

昨年の秋に受け、今回の定期健診で中間報告をもらいました。
十数種類の染色体、遺伝子が検査されていましたが、異常なしでした。
先生に、「でも脳に何かしら問題があるんですよね?」と聞いたところ、難しい話でよくわかりませんでしたが、まだ発見されていないところが、突然変異を起こしたのかもねということでした。

大きな遺伝子異常はないということなので、本当に偶発的な事故のようなものだったのかなと思いました。
現段階では無理でも、ナツが生きているまでには、何かしら発見されて、改善策が見つかるといいなぁと思います。
未来の子ども達のためにも、研究者の先生方、期待していますよ~。

by mineyom | 2008-07-15 09:56 | 療育

脳波検査

昨日はナツの2ヶ月に一回のてんかんの定期健診、そして半年に一回の脳波検査の日でした。
病院までは、乗り換え1回で、1時間20分電車に乗って通っています。
こちらの病院に通い始めた3歳の頃は、まだ電車で大人しくすることが出来ず、毎回出かけるのが憂鬱な気持ちになるほどでした。
反抗期も重なって、少しでも気に入らないことがあると騒ぐので、ヒヤヒヤし通し。
トータル1時間45分の距離ですが、毎回小旅行でもしているような気分になりました。

現在は、絵本を数冊持って行けば静かに過ごせるので、本当に楽になりました。
辛かった病院通いでしたが、そのお陰で電車では静かにするということも身に付いたし、悪いことばかりでもないかな。

脳波の検査は半年に1回行っています。
1歳7ヶ月で初めて発作を起こし、それから薬を飲み続けていますが、なかなか発作を抑えることは出来ませんでした。
回数は減るものの、熱が出たり、体調が悪いと発作がでていました。
しかし今は調子がよく、去年の秋頃から発作が抑制できています。

それでも脳波の検査をすると、まだてんかんの波は出ているのですよね。
先生によると、現在は薬で発作をコントロールできているが、脳波が正常に戻ったわけではない。
特に、5~6歳というのはまだまだこれから脳が活性化する時期で、興奮することも多いのだそうです。
好奇心が旺盛になり、脳が興奮すればそれだけ過敏になる。
しかし年齢的にそれは必要なことで、脳の発達のためには多少仕方がないということでした。
確かに、まだまだ発達してもらわなくちゃ困るもんね。

今のところ薬でコントロール出来ているので、このまま行きましょうということになりました。
年齢がもう少し上がると、脳が落ち着いてきて、今度は自分で抑制しようと働くようになるそうです。
そうなると、脳波も過敏な部分がなくなり、減薬→薬停止となるようです。
でもそれは、まだまだ先のこと。
脳波検査と薬とはしばらく付き合うことになりそうです。

脳波検査は、頭に電極を付けて脳波を取るだけの、痛みもない、難しくはない検査ですが、検査時には寝かせなければならないので、それが結構大変だったりします。
ナツもなかなか寝てくれなかったり、途中で起きてしまったりと、毎回苦労していました。

しかし今回はベッドに寝かせても目を開けてしまうナツに、検査技師さんが「眠ってなくても、電極付けていいですか?」というので、大丈夫かなと思いながらOKしました。
この電極つけるのが時間がかかって、途中で起きてしまったこともあり。
寝入るのを待っていたら、検査時間が押してしまうのです。

ナツはウトウトとまどろみながらも、目はしっかり開いています。
嫌がって動いちゃったらどうしようと思っていましたが、ナツはじっとして、大人しく電極をつけられていました。
今まで完全に寝入らなきゃ検査できなかったのに!
何だこれ~!と電極をまとめて引き抜こうとしたこともあったのに。

電極をつけ終わったあと、「もう寝ていいよ」というと、しばらくしてすーっと寝てしまいました。
脳波検査は上手く寝られないと、次回にやり直しということになってしまうので、毎回親の方が神経を使い、疲れる検査でした。
本当に楽になったなぁと力が抜けてしまいました。
こんなところでも成長を感じました。

by mineyom | 2008-07-12 00:40 | 療育

お手伝いやってみよう~♪

ナツが今はまっているもの。それはお洗濯。
少し前から上手に洗濯バサミが扱えるようになったので、洗濯する私にまとわりついて、干すのをやりたくて仕方のなかったナツ。
しかし洗濯ハンガーに手が届かないので、私が干したシャツやタオルに、1列に洗濯バサミを並べてつけたりしていました。

最近やっと手が届くようになってきたので、とうとうお洗濯デビューです。
ナツの担当は靴下。すごく嬉しそう。
「おてつだい やってみよう~♪」というしまじろうのビデオの、お気に入りのフレーズを口ずさみながら、超ご機嫌で干してくれました。
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その後、取り込んだ洗濯物をたたむのもお手伝い。
しかしこれが出来るようになるまでが、かなり長い道のりでした。

ナツは今まで折り紙でも、先生の言うとおりに折ろうとせず、ぐしゃっとしてお仕舞いでした。
こうするんだよとお手本を示しても嫌がるばかり。

その時私が感じたのは、世の中にはこうしなければならないという決まりが多すぎる。
例えば、折るときには角と角を合わせる。塗り絵は枠の中を全部塗る。
自由人のナツは、好きなようにやりたい。
何で半分キッチリで折らなければならないのか。何で折れ曲がっているのはだめなのか。
私はそうするモンなのとしか言いようがなく、ナツはそれを理解出来ない。

もちろん技術を伴わないから出来ないということもあるけれど、そもそもたたむという事がどういうことなのか、そんな事どうでもいい者に教えるのは非常に難しい。

普通ならば、きちんとたたむにはどうやればいいの?と聞かれて、「ここを合わせるのよ」と教えれば済む話なのだろうが、その必要性を全く解しない者に教えるのは本当に骨が折れた。

しかし、ナツが何かを獲得する時はたいていそうなのだが、ある時、あ、こういうこと?とでも言うように、突然気付くのだ。
この壁は乗り越えられそうにないわーと、一向に前進しないナツにくじけそうになりながらも、少しずつ積み重ねたことが功を奏しているのだろう。
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神経質な性格ではないので、角の合わせ方が適当だったりするが、大体たためるようになってきた。
ああ、また乗り越えた!とナツが課題を1つクリアするたびに思う。
それはクリアできたことに対してホッとする気持ちと、飛び上がりたくなるような喜びだ。
やったぁ!!
その喜びを味わうのは、結構やみつきになる。

by mineyom | 2008-06-19 01:01 | 療育

やる気の育て方

小学校を来年に控え、最近気になるのが身辺自立。
普通小学校の特別支援学級に入れるのなら、身辺自立がきちんとできているかがポイントですと、臨床心理の先生に言われました。

例えばトイレ。
トイレに行きたくなったら・・先生に断り、一人でトイレに行って用を済ませ、紙で拭いて身だしなみを整え、また席に戻ってくる。
ナツは、この中の「紙で拭いて身だしなみを整える」というのが怪しいです。
只今練習中ですが、なかなか上達しない。。。
紙で拭くことはわかっているのですが、ペーパーは無尽蔵にとりたがる、紙をたたまないので下に垂れ下がる、拭く場所がとんちんかんなので、そこは下腹よ!というところを撫ぜてたりする。

終わったあとも、水を流すことは絶対忘れないのだが、パンツを上げることは忘れたりする・・・なぜ。
なんで下ろしたパンツとズボンが、ひざで留まっているのに平気で歩けるの?

私も面倒で、大体クリアというところで誤魔化していたのがまずいのですが、そのうち上手になるかな~と思っていたことが、一向に上手くならない。
これは再び基本から毎回キッチリやらなきゃと、重い腰が上がった次第です。
とりあえず、まずは何をおいてもパンツを上げる!を徹底させたい。

だいたいのところ、ナツの身辺自立はあと一歩というところが多いのです。
まぁ、この「あと一歩」が大きな壁だったりするのですが・・・。
食事は一応こぼさずにきれいに食べられるのですが、最後まできちっと食べることができない。
食欲にムラがあることも原因ですが、途中で飽きて席を立とうとします。
私が口に運べば全部食べられるのだから、自分できちっと全部食べられるようになって欲しいよぅ。

そして着替え。
これも単純なシャツ、ズボンくらいなら自分でできます。
しかし未だによく、片方に両足を入れていたりする。。。そして「できない!」と怒りだし、脱ぎ捨てもう自分では履こうとしない。
手元をよく見てないんですよね・・・もう少し注意して出来るようになれば。

着替えに関しては、2歳代から練習してますから、もう4年選手です。
いい加減上手くなってくれないかなあと、つい思ってしまいます。
技術的にはもう出来るようになっているはずなのに、どうして未だにトラブルんでしょう・・。
しかし、これくらいは自分でやって、出来るようになって、という気持ちが強すぎた私自身のやり方がいけなかったのかなぁと最近ふと思いました。

ナツは1つのことを習得するのに時間が掛かりますが、それをまた完璧に自分のものにするのにも時間が掛かります。
着替えもそうなのですが、もう出来てるから後は実践あるのみと思い、服を並べておくだけで、私は手を貸しませんでした。
手を貸すと甘えてやらなくなりそうだし、練習の機会を奪ってしまうと思ったので。

しかし、自分でがんばろうねと強要しすぎていたのかもしれません。
パズルなど、好きなことには集中し、失敗しても根気強く続けるので、着替えに関しては、苦手意識が強くなってしまっていたのかも。
すぐ諦めず、努力する子になって欲しいと思っていましたが、実際は失敗体験を少なくして、さりげなく手を貸し、成功体験を積んで自信をつけさせるのが早道なのかなと思いました。

普通なら回数こなせば出来るようになることでも、そう上手くはいかないのがのんびりさん達。
頑張ってみようと努力させるだけでなく、親自身にも、工夫が必要なんですね。
手抜きは出来ませんねぇ。
手が離せないときもありますが、なるべく「出来た!!」が多くなるように、上手く誘導する技術を身につけないといけません。

身辺自立のあと一歩で止まっているところも、何とか工夫して乗り越えないとね。

by mineyom | 2008-06-12 13:27 | 療育

ポーテージプログラム

ナツは月に1回、ポーテージの指導に通っています。
ポーテージプログラムとは、アメリカで生まれた早期療育プログラムです。
1人1人の子どもの発達段階に合わせた個別プログラムで、家庭での取り組みを中心にしています。

3月までナツは区や民間の療育に通っていました。
しかし年長になるのと同時にそれを全てやめ、ポーテージだけ続けています。
ナツの保育園生活も2年目を迎え、ナツもだいぶ保育園の生活の流れがつかめてきました。
かなり落ち着いて過ごせるようになっていたので、その流れを崩してしまうのが勿体ないと感じるようになりました。
療育の日は、お昼が終わって、お昼寝の準備をしているころに迎えに行きます。
するとナツは、私の姿を見ても帰ろうとせず、みんなで寝るんだー!とばかり布団に潜り込もうとするのです。
いくつもの場所に通うのは混乱させることになるし、何よりも保育園が大好きなので、やはり好きな場所で過ごすのが一番伸びるのではないかなと思いました。
今は周りの子ども達の刺激を受けるのが、一番大切なのかなと。

正直、療育に通うのはナツのためでもあるのですが、私のためでもありました。
療育での指導を見て、接し方を学んだりしました。
そして、療育に通って頑張っているんだから大丈夫、という私の安心のためでもあったのです。
何かさせてないと、これでいいのかなと不安になってしまうんです。
今もきちんとした療育を受けてないのに不安を感じることもあります。
でもあれもこれもと欲張ると、どれも中途半端になってしまう気がしたので、ナツが一番楽しめる場所を選びました。

ポーテージで気に入っているのは、親が中心となり、家庭で取り組めるということです。
週に1回、数時間療育に通っても、やはり家で過ごす時間の方がずっと長く、そちらでの過ごし方のほうが重要です。

私はナツに何かを「教えよう」と思うと熱中しすぎてしまい、やる気のないナツにイライラし、親子でドツボにはまってしまうので、普段家ではあまり「教えないようにしよう」と思っています。
しかし、何も考えずにほったらかしにしておくわけにも行かず、少しでもナツが成長する接し方を求めています。
ポーテージは、それにピッタリなのです。

子どもの成長段階に合わせて、スローステップで課題が与えられるので、子どもも無理がなく少しずつ階段を上ることが出来ます。
私も今ナツに何が必要で、何をさせればいいのかよくわからないので、ぴったりな課題を与えられると、普段の生活の中で、それを心掛けながら接すればいいので気軽にできます。

例えば、年長にもなると数を読んだり書いたり、中には足し算の出来る子もいます。
それは自然に数に興味を持ち、身についたものだと思います。
ナツも1~10は言えるのですが、それは歌のようなもので、数の概念はありません。
自然に身につくということが難しい子ですから、工夫が必要です。
しかしどうアプローチしていけばいいのか分らずにいました。

するとポーテージで、「お菓子を1~3個、指でさして数えてみよう」という課題がでました。
最初は数える声と指が対応せず、上手く数えられませんでしたが、私も無理に取り組まず、お菓子をあげたときにやっていたら、3.4ヶ月で3までは数えられるようになりました。
具体的な課題がとてもありがたいです。
スローな小さな一歩ですが、また階段を1つ上がりました。

今月の課題は、まさにこれだ!と思うものが多かったので、少し長くなりますが、私の覚書のためにも書いておこうと思います。
ポーテージは5つの分野に分かれていて、それぞれに子どもに合わせた課題がでます。

【社会性】
・友だちの名前を呼んでみよう
ナツはまだ保育園のお友達の名前が出てきません。
何人か頭にはあるようなのですが、なかなか名前と本人が上手く結びつかないようです。
・何か取られたとき「だめ」と言ってみよう
ナツは自分が遊んでるおもちゃでも、守ろうとしないのでとられてしまいます。そして嫌だと意志表示が出来ないので、取り返すことも出来ません。本当は嫌でたまらないのに。
気が弱いので仕方がないのかなぁと思っていたのですが、将来社会に出て行くようになって、嫌だといえないのでは困る、だめと意思表示が出来るだけで全然違うということで、今のうちから拒否の意思表示が出来るようにしましょうと課題になりました。

【言語】
・男女のトイレのマークを見つけよう、男女の区別を話して聞かせよう
ナツはこの世に、男と女がいるということがまだ分っていません。自分が女の子だということもいまいち理解していないので、自分のことをしまじろうの影響で「ぼく」と言ってしまったりします。
今は髪型や服装では男女の区別が付きにくいので、トイレのマークが一番分りやすいとのことでした。
トイレに入るときに「なっちゃんは女の子だからこっちね」と声かけしていきます。
・2つの出来事を順番に話してみよう

【身辺自立】
・お金を使って簡単な買い物をしようジュースなら100円1枚、10円2枚、言われたお金をその数とらせて、自分でお金を払って買ってみよう
まずは自動販売機で。ゆっくりやっていても迷惑が掛からないし、ナツは自動販売機に興味津々なので。
お店でお買い物出来るようになるための、初めの一歩です。
まずは100円と10円の区別がつくようにならないとな~。

【認知】
・同じ色に塗ってみよう
ナツは勝手にぐちゃぐちゃ描くのは好きなのですが、お手本と同じにやるというのがとても苦手です。
でも小学校に行くと、お手本どおりに書きましょう、連絡帳に書き写しましょうということが多くなるので、今から少しずつ、自分の好きなようにやるのではなく、決まりを理解して行きましょうということでした。
ナツは認知が弱いので、この課題にはかなり時間が掛かりました。
しかし最近やっとトンネルを抜けたようで、何となくこうすればいいんだというのが分ってきた気がします。
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この公文のワークは気に入ったようです。
以前はどこを塗るべきかということも分っておらず、ぐちゃぐちゃにしていたのですが、枠の中を塗るんだということは分ってきたようです。
色も3色くらいの中からなら、正しい色を選べるようになってきました。
ただ、真ん中をちょこちょこ塗っておしまいなので、私が手を添えて枠内全部塗るんだよと一緒にやりました。
・数字を1つずつ押さえながら、20まで数えよう
ナツはお風呂で10まで数えています。しかし数字には興味を示しません。
エレベーターの階数ボタンの「1」をさして「これは?」と聞いても、「2!」とか「5!」とか適当です。
数字があまりにも入ってこないので、お風呂にポスターを貼って、数字を指差して、数字と数を対応させながら数えることにしました。
1年計画くらいで気長に行くつもりです。その次はひらがなだ~!
お風呂が嫌いになったらどうしよう。
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【運動】
・親指、人差し指、中指で持ってみよう
ナツは鉛筆も箸も、まだ握って持っています。
正しい持ち方の訓練です。
といっても持ったときに、そっと「こうだよ」と直してあげるだけですが。
しばらくそのまま使っていますが、気がつくと元に戻ってます。。。
・細い道を歩いてみよう、縁石の上を落ちないで歩いてみよう
ナツはバランスが悪く、まだ片足立ちが出来ません。
しばらく「片足で立ってみよう」という課題がでていたんですが、出来るようにならないので、更に小刻みに進むことにして、この課題になりました。

今月はどれくらい取り組めるかな。
必ず全部取り組むようにとか、1ヶ月のうちに出来るようにしてくるようにというわけでは全然ないので、出来る範囲で緩~く頑張っています。
しかし最近、小学校見学をし、急に就学が近づいた感じになって来て、このままではいかん、今こそ頑張らねばと、少しエンジンの掛かってきた母です。

by mineyom | 2008-06-09 15:36 | 療育

ママとパン教室

一つ前の記事に書いたリトミックを行っているグループには、パン教室もあります。
こちらは2ヶ月に一度なのですが、日曜日なので、前日頑張ってもらった夫には家で休んでてもらって、私とナツで行ってきました。
今回は2回目で、前回はあんパンとチーズパンを作ったのですが、先生がこだわりの材料を揃えているというだけあって、味もとっても良く、今回も楽しみにしていました。

今回作ったのは、ピザとプレッツェンという丸いパン。
先生が行程ごとに実際にやってお手本を見せてくれるので、それを真似して作業していきます。
混ぜたりこねたりという作業なので、ナツもやりたがるのですが、先生がやったようにではなく、とにかくビヨ~ンと生地を伸ばすのが楽しいようで、丸く形作ったものも、何でもビヨーンと伸ばしてしまいます。
次はこうだよ!と止めると怒り出すので、なかなか作業が進みませんでした。
しかもパン作りは、こねたら発酵、成形したらオーブンへと行程が多いので、ナツにしてみれば、これで完成と思ったらどこかへ持っていかれ、もう食べられると思ったらまたオーブンに入れられと、なかなかパンにありつけないのでイライラしたようです。

これが済んだらこれ、これが終わったら完成という見通しがつかないので、ナツにはまだパン作りは早すぎたかなぁと思いました。
しかしピザの生地の上に具材を乗せるのは楽しかったようで、嬉々として一生懸命やってくれました。
玉ねぎ、ベーコン、コーン、チーズなどをきれいに散らして並べてくれました。
好物のチーズはかなりナツのおなかに入っていましたが・・・。
そのうち、出来上がりまでの行程を楽しんで、できた!という喜びを感じてくれればいいなぁと思います。

途中飽きてしまって遊び出してしまったナツには、助手の先生がコップやお皿を並べるお手伝いをさせてくれ、ナツは楽しげでしたし、私もパン作りに集中できて嬉しかったです。
今まで本をみながら何度か家でパンを作ったことはあるのですが、きちんと習ったことがなかったので、捏ね方のコツがよく分らず、これでいいのかなぁ?と思いながらの作業でした。
先生が目の前でお手本を見せながらアドバイスしてくれるので、2回目にして、私の手つきもなかなか良くなってきたかも~!と自己満足に浸っていました。

いい匂いがしてきてピザが完成。
ナツはもう早く食べたくてウズウズ。
半分をペロリと食べました。
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こちらはナツが押したり握ってしまったりしたので、形はいびつですがふかふかで美味しかったプレッツェン。
やっぱり焼きたては最高ですね。
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たくさんできたので、いっぱいお土産に持って帰りました。

次回はチョココルネ作るそうです。今から楽しみ!
そうそう、パン教室の先生はリトミックの先生でもあるので、昨日の様子はどうでしたか?と先生に聞いたところ、パパはとってもお子さんを褒めるのが上手で、盛り上げるのも上手いので、私もとってもやりやすかったですよ、と言っていました。
かなり熱心に参加していたようです。
なんだやっぱり楽しかったんじゃない!

by mineyom | 2007-06-21 15:50 | 療育