タイの母の日イベント

前回の学校記事から、あっという間に3ヶ月以上が過ぎてしまいました。
ナツもすっかり学校に慣れ、毎日楽しく通っていることから、私自身もすっかり力が抜けてしまい、更新もサボってしまっていました。
それでも8月はいろんなことがあったので、少しずつ更新していきたいと思います。

少し前の話になりますが、先月ナツの学校の行事に参加してきました。
タイの母の日は8月12日。
王妃様のお誕生日です。
その日は祝日で学校はお休みでしたが、その前日に母の日のイベントをするということで、私にも出席してくださいと先生からお話がありました。

学校でどんなことをやっているのか、ナツはどんな様子なのか、まだまだタイ語が拙くて、詳しく聞くことが出来ないので、これはいい機会と楽しみに向かいました。
ナツを教室に送り届けたあと、私は一足お先にイベントが行われるホールへ。
係りの先生が、水色リボンが付いたお花を胸につけてくれました。

この日は、子どもに水色の服を着せて来てくださいねと、言われていました。
タイでは、曜日ごとに決まった色があります。
王妃様のお生まれになった金曜日の色が水色。
なので母の日には、尊敬や感謝の気持ちを表すため水色の服を着るのです。

学校でも行事により、黄色を来てきてね!紫を来てきてね!なんてことがよくあります。
最初はそんな色の服ないよ~と思いましたが、今はいろんな色のTシャツを揃えています。

当日は私も水色をと思いましたが、水色の服がなかったので、白いブラウスに青のスカートで行きました。
混ぜたら水色?
他のお母さん方も、水色を着ている方が多かったです。

イベントには今年入った子どものお母さんが招待されるということで、全部で12人いました。
子どもと一緒に参加するのかな?と思っていたら、舞台のすぐ脇に並べられた椅子に座らせられて、完全に来賓状態。
ちょっと固くなってしまいました。

徐々に各クラスから生徒が集まってきて、イベントが始まりました。
ナツも同じクラスのお友達と先生に囲まれて座っていました。
イベントは、前方に作られた祭壇のようなものに、お供え物?や飾り物を、子ども達が順に捧げて行くことからスタート。
仏教国らしい儀式だなぁと思いました。

次に司会者の二人が何やら掛け合いトーク。
母の日の意味や母の思い出などを話しているのかなと思ったけど、よくわからず。
結構話が長く、早口で、どう見ても大人向けな感じでした。
学校のイベントなのに、子ども主体の内容でないのが、ちょっと笑えました。

その後は、ちょっとだらけた雰囲気を引き締める、全員起立しての歌。
母の日の定番の歌なのか、王妃様を称える歌なのか?
先生方も保護者も生徒たちも、みんな声高らかに大合唱。
私1人だけ、歌を知らずぽつーんという感じで、ちょっと寂しかったです。
歌覚えてたら、一緒に歌えたのになぁ。

その次には来賓のお母さん達のスピーチ。
涙ながらに話されてる方もいて、お子さんの話なのかな?ご自分のお母さんの思い出話なのかな?と思って聞いていました。
私は飛ばされるのかなぁと思っていたら、6番目くらいに私の名前が呼ばれた!

マイクを渡されてしまい、すごく焦りつつ、片言のタイ語で、私は日本人で、タイ語が上手く話せませんと言いました。
すると理事長先生が、私が訳しますから、日本語で話してくださいと言って下さいました。
実は理事長先生は昔日本へ留学されていたことがあるので、日本語がわかるのです。
いつも学校にいるわけではないので、あまりお話する機会はないのですが。

理事長先生にそう言って頂いても、他のお母さんたちが何を話をしたのかよくわからなかったので、何を話せばいいのか困ってしまいましたが、とりあえず、娘はタイ語が全くわからないのに学校に受け入れて頂き、毎日楽しく通うことができて、本当に感謝しています。と話しました。
は~、緊張した。

最後に子ども達から来賓のお母さん方へプレゼント贈呈。
これはあることを知らなかったので、驚きつつ、嬉しかったです。

しかし注目されることが嫌いなナツは、みんなの前でなにかやらされるというのがすごく苦手。
ただ、私にプレゼントを渡すだけなのだけど、どんなに先生に促されても前に出てこない。
仕方がないから私の方が近づいて行っても、手で顔を覆って恥ずかしがって、プレゼントを渡してくれませんでした。

もう全くナツは~と、もどかしい思いもしたけど、
どこにいてもナツはナツだな。と思いました。
どんな環境にいても、ありのままの自分でいれるというのは、つまり全く無理してないと言うことで、まぁ、ある意味安心かなと思ったのでした。

他にも恥ずかしがって、プレゼントを渡せない子もいたし、そんな状況でも先生方も回りのお母さん方も暖かく見守っていて、ほんわかした雰囲気だったのも良かったです。
プレゼントはお母さんごとに違って、観葉植物の子もいれば、ぬいぐるみの子もいました。
子ども達が選んだようです。

ナツのものは先生が用意してくれたようで、家に帰って見たら、美容ドリンク?みたいな物でした。
タイ語の先生によると、母の日の時期になると、母の日のプレゼント用に、あちこちで売り出されるもののようです。
美容と健康にいいものだとか。
うちの分までちゃんと用意してくれた先生に感謝です。
取り方がよくわからなくて、まだ飲んでないのだけど。
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スピーチなど戸惑う場面もありましたが、タイらしいイベントに参加できて、貴重な体験ができました。
ナツの学校での様子も見られて良かったです。

# by mineyom | 2015-09-20 22:15 | タイ生活 中学校

13歳の誕生日

今月はじめ、ナツは13歳の誕生日を迎えました。
特別なことはしませんでしたが、今年も家族でケーキでお祝いしました。

ケーキは去年に引き続き、「いずみさんのケーキ」に注文。
どんなキャラクターケーキでも見事に仕上げてくれるケーキ屋さんです。
味もGOOD。日本人好みのあっさりして食べやすい美味しいケーキです。
キャラクターケーキは大きくないと描けないということで、21センチの、3人家族にはちょっと厳しい大きさなのですが、今年も次の日の朝には綺麗に食べ切ってしまいました。
家族揃って甘党の我が家。

去年はナツが大好きだったしまじろうのケーキをお願いしたのですが、今年はクレヨンしんちゃんのケーキにしてみました。
そう、ナツの今のブームはクレヨンしんちゃんなのです。

去年まではしまじろうとアンパンマン、それにおかあさんといっしょなどの幼児番組一辺倒で、一体これはいつまで続くのか・・・と思っていたのですが、ここ1年くらいでそれらを見る時間がめっきり減り、最近はドラえもん、ちびまる子ちゃん、サザエさんなども好んでみるように。
1つのストーリーを理解して、それを楽しめるようになってきたようです。

そんな中でも一番のお気に入りはクレヨンしんちゃん。
何がはまったのか、何度も見たがるほど大好きです。
しんちゃんのお姉さん好きとかわかるのか?と思うけど、しんちゃんのあのキャラクターに、何故か心引かれる模様。

しんちゃんのケーキを見たときも、「やったぁ、しんちゃんだ~ うれしい~!」と喜んでいました。

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毎度のことながら、本当にクオリティ高い。

小学生のうちは「何年生?」と聞かれることが多かったので、学年は答えられても、年齢はかなり怪しかったナツ。
案の定、何歳になったの?と聞いても、「はっさい!」とか「きゅうさい!」とか適当。
その辺りで止まっていたのね・・・。

何度か「13歳だよ」と教えていたら、最初こそ「さんさい!」とか言っていたものの、夜には「じゅうさんさい」と答えるように。

今年は覚えが早いぞ~。
ナツは自分にとって重要でないことは、なかなか覚えてくれないのですが、ようやく年齢を意識するようになってきたのかも。
もう中学生だもんね!

今年も1年、毎日楽しく過ごせますように。
そしてこの1年もまた、たくさんのことを吸収していけますように。

# by mineyom | 2015-09-15 22:37 | タイ生活 いろいろ

ナツが覚えたタイ語

最近ナツが、学校から帰ってきて、「まいちゃい、まいちゃい」と自慢気に連発してます。
「さわでぃーかー」の次に覚えたのは、「まいちゃい」らしいです。

でも「マイチャイ、マイチャイ」って、「違う、違う」ってことだから~。
タイ語がわからない上、まだ学校に慣れてないので、そっちじゃないよ~、それじゃないよ~ってな感じで、言われているんだろうな。

まぁ本人、私タイ語わかるわよって感じで、自慢気に繰り返しているから、いいでしょう。
超マイペースのナツは、例えタイ語ができたとしても、指示通りすんなり動いていたかは怪しいし。
結局、なっちゃん違うよ、こっちよ~!って言われている気がします。


もう1つ、先生方に仕込まれているのが挨拶。
きちんとした挨拶は日本の学校でも基本ですが、こちらでもしっかり指導しています。

ほかは結構、おおらかなことも多いですが、朝と帰りの挨拶は、きちんとワイ(合掌)をさせて言わせています。
ナツも入学前から「さわでぃーかー」は言えましたが、照れてグニャグニャしたり、しっかり手を合わせていなかったりしてました。

それが最近は、きちんとした形の挨拶に変わってきました。
自信もついたのか、タイの方だ!と見ると、知らない人にまで、得意気に披露してます。
澄まし顔で言う様子が可笑しいです。

先日も、エレベーターに乗り込もうとした時に、中に数人タイの方がいたので、いつも通りワイをして挨拶をしたナツ。
しかしなぜか、この時出た言葉は、
元気一杯の「こんにちはー!!」

あれ?

ナツもタイの方も、両方一緒にはてなマーク。
しかし言った瞬間に間違いに気付いたようで、「こんにちはじゃなかった!」と恥ずかしそうに呟いていました。

私は、言い間違えた~とばつが悪そうにしているナツが、とても新鮮でした。
今までナツは、適当に、深く考えずにしゃべってると思っていたのですが(失礼?)、タイの方にはサワディーカーと言う、ということがわかってるし、ワイとサワディーカーがセットだということもわかってる。

言語は1つではなく、使い分けるんだということを、ちゃんとわかっているんだなぁと感心しました。

最初に覚えてきたタイ語が「マイチャイ」だったことには笑ってしまいましたが、次はどんなタイ語を覚えてくるのか楽しみです。

# by mineyom | 2015-05-28 18:14 | タイ生活 中学校

潜れるようになったよ!

2ヶ月ほど前から、ナツはスイミングのレッスンをはじめました。
同じアパートのお友達のコーチを紹介してもらい、アパート内にあるプールでレッスンを受けてます。

コーチはタイの方ですが、「て、のばしてー」とか「まっすぐ、まっすぐー」とかレッスンで使う日本語は話せるので、全く問題なくレッスン出来てます。
コーチはとても優しいので、ナツもすぐに慣れました。

ナツは小さい頃から水が大好きで、お風呂で頭から水を掛けても全然大丈夫な子だったのですが、なぜかどうしても潜ることが出来ず、大好きなプール遊びも、もっぱら浮き輪で浮かんで、バシャバシャしているだけでした。

せっかくプール好きなんだし、出来ることなら泳げるようにしてあげたいとずっと思っていたのですが、潜るのを怖がるナツに、どう教えていいかわからず、ここまで来てしまいました。
ようやくいいコーチに出会え、スイミングをはじめることが出来て、とっても嬉しいです。

しかしその道のりは、かなりの前途多難。
泳げるようになるには、時間が掛かりそうだなぁと思っていました。

案の定、最初は怖がって、潜るのを拒否していたナツ。
先生が促しても、頑なに顔を水につけようとしません。
しかし先生は、決して怒らず、何度も何度も繰り返してコツを教えたところ、なんとレッスン3回目にして、先生に頭を押さえられてではありますが、頭の先までガボッと潜ることが出来ました!

さすがプロ~!
まさかそんなにすぐに潜れるとは思わなかったので、びっくりしました。
やはりマンツーマンで、ナツのペースに合わせて教えてくれたのが良かったのだと思います。

しかしその後も上達スピードは一進一退。
レッスンは週に1回なので、先週出来たことが出来なくなってたり、振り出しに戻っていたり。
それでもコーチは同じことを何度も繰り返し教えてくれていて、その根気強さにこっちが感心するほど。
この子はスローステップで、何度も反復練習するのがいいとレッスンの中で気づいてくれたようです。

潜れるようになったよ!_d0065459_915588.jpg
プールの端っこで、潜る練習を5回し、次にビート板を使ってばた足の練習。
反対側の端っこに着いたら、また潜る練習を5回して、今度はお腹にビート板を乗せて、背泳ぎで戻る、というのをレッスンの間中、何度も繰り返すというのを、何週間も続けていました。

プールサイドで見ている分には、なかなか進歩が見えないなぁと思っていたのですが、やはり繰り返しているうちに慣れて、コツを掴んでいたのでしょうね。
3か月目に入った先週のレッスンで、とうとうナツが自ら、頭まで潜ることが出来ました!
もう、先生と一緒に拍手!です。
本当に潜れる日が来るとは~!

この日はナツも興奮覚めやらずという感じで、レッスンが終わって、コーチが帰ってしまったあとも、「まだ ぷーるやる!」と言って、自主練を続けていました。
自分でも、潜れるようになったのが嬉しかったようで、何度も何度も繰り返し潜ってみせてました。

潜る度に私が「すごい!」とか「上手!」とか言うので、どんどん調子に乗ってきて、最後の方には、5秒ほど潜っていられるようになり、その上達ぶりにびっくりしました。

スイミングを始める前は、泳げるようになれたらいいなぁ・・・でも無理だろうなぁ、なんて思っていたのですが、これはこのまま続けていけば、泳げるようになっちゃうかもしれない!と思い始めました。
そうすれば、ナツの世界も、また1つ広がるなぁ。

タイは年中プールに入ることができ、アパートにコーチが来てくれるという、スイミングをするにはとっても恵まれた環境なので、これを生かして、大好きなプールの楽しみ方を、どんどん増やしてあげたいなぁと思います。

# by mineyom | 2015-05-26 09:11 | タイ生活 習い事

中学校問題 その12 学校へ申し込み

ナツの就学も叶って、とうとうこの「中学校問題」も、「その12」にてラストとなりました!

では、「その11」の続きです。
3月始めに見学に行ったタイの学校が気に入り、そこへ入れることに決めたものの、学校が春休みに入り、話がストップしていた日々。

見学で自分達のタイ語の出来なさに、危機感を抱いていた私たち夫婦。
ナツは大丈夫でも、親がこれではやっていけないのではないかと、不安にもなりました。
特に入学の申し込みなど、間違いがあってはいけない場面では、自分達では何ともならぬと思い、夫婦一緒にタイ語を習っている先生に、助けを求めました。

タイ語の先生はタイ人の女性で、日本語もペラペラ。
心強い助っ人です。
先生はすぐに学校に電話して、春休み明けの予約を取ってくれ、申し込みに付いてきてくれました。

申込書はすべてタイ語な上、子どもの生育歴や現在の様子など細かく記入する書類が何枚もあったので、本当に一緒に来てもらって良かったです。
先生は日本語に訳して私に聞きながら、タイ語で記入してくれました。

その中にニックネームを書く欄がありました。
タイではお互いを名前ではなく、ニックネームで呼びあう習慣があります。
ニックネームは本名とは全く違ったりすることも多いようですが、ナツは本人にもわかりやすいように、そのまま「なっちゃん」にしてもらいました。
なので、学校でもみんなにナッチャン、ナッチャン呼ばれています。

その後、不安に思っていたことを、通訳してもらって質問し、すべてに答えをもらえて、安心して入学手続きを進めることが出来ました。

最後に、学校の規約や学費、持ち物などが書いてある詳しい冊子と、1週間の活動内容が書かれた時間割がもらえました。
なんだ~、こういうのあったのね!

見学のときには、簡単な学校案内のパンフレットしかもらえず、もっと詳しい資料はないのかなと思っていたのです。
タイの学校だからこんなものなのかな、と思ってしまってました。
想像してた以上にきちんとした学校だったということがわかり、安心しました。

先生方とコミュニケーションが取れたことで、お互い不安もなくなったので、入学手続きをしてくれたタイ語の先生には本当に感謝で、通訳料金と出張費で、いつもの授業料とは別にお金を渡そうとしたのですが、それは頑として受け取らず。

「これはタンブンだから」と言われました。
タンブンとは仏教の教えで、「徳を積む」という意味で、お布施をしたり、善行をしたりということのようです。
良いことをさせてもらって、返ってこちらこそありがとうという気持ちだからと言われ、相手の役に立てることが嬉しいというのは、素晴らしい考えだなと思いました。

実は、タイ語の先生が親身になってくれるのには、もう一つ理由があって、タイ南部の田舎に住む、先生の姪っ子ちゃんにも障害があるそうです。
タイ語のレッスンは我が家に来てくれるので、ナツに会う機会も多く、レッスンを始めたばかりの頃から、ナツのことも気にかけて、よく声を掛けてくれてました。

その時に姪っ子ちゃんのことも聞いたのですが、姪っ子ちゃんが住んでいるのは田舎なので、学校にも特別支援学級のようなものはなく、何かあるたびに、日に何度も電話でお母さんが呼ばれ、とても大変だったそうです。
今は仕方なく、幼稚園に通っているのだそうです。
将来のこともとても心配していて、今回のナツの学校もとても興味があるので見てみたいと言っていました。

しかし学費を聞いて、「高いね!」と驚き、ちょっと難しいかもと言っていました。
日本人学校よりも少し安いくらいの額なので、我が家としては許容範囲な上、インターよりもかなり安いので、安心して通わせられるのですが、実際は、日本の公立学校に比べてもずっと高いので、そういう反応になっても無理はないと思います。

この学校は、ある程度お金がある人が入れるところ、もっと収入が低い人が入れる学校もある。
そして、お金持ちや外国人は、インターナショナルスクールに入れている、と言っていました。

田舎と都心という住んでいる場所や、経済状況で受けられる教育が違ってしまうというのは、厳しい現実だなと思いました。
日本ではどこに住んでいても、同じ教育が受けられて、ありがたいことなんだなと改めて感じました。

タイの学校に行くことにしなければ、知らずに終わってしまっただろうことも垣間見れて、様々なことを考える切っ掛けになります。
せっかくタイに住んでいるのだから、これから親子で、更にタイを知っていけたらと思います。

# by mineyom | 2015-05-24 01:29 | タイ生活 就学(中学校)