大晦日、そしてお正月

2011年が明けましたね。
あけましておめでとうございます。

我が家は大晦日から実家へ行き、両親、兄弟一家と共にお正月を迎えました。
今年は小学校生活も順調で、ナツの成長も感じられた1年。
今年も無事終えられそうだなとのんびりしていた矢先、年明けまであと6時間というところで、ナツがてんかんの発作を起こしました。

発作は実に2年半ぶりのことで、発作は薬でコントロールできているんだとすっかり安心していた私。完全に油断していました。
かすかに意識はあるものの、痙攣が続き、元に戻るまで10分以上かかりました。
最近はダイアップも持ち歩いていなかったので、青くなってしまいました。

ナツは発作後の睡眠に入りながらの年越しとなってしまいました。
穏やかな年明けになると思っていたのに、そうは問屋がおろしませんね。
てんかんもそう簡単には手が切れない病気なんだなと思いしりました。

以前、一度よくなっても、思春期の頃に再発することがよくあると主治医の先生に言われました。
ナツは思春期はまだですが、このところぐんと体が大きくなったので、そういうことも影響しているかもしれません。
まだまだ気を引き締めていないといけないなぁと思いました。

ナツは朝までぐっすり眠って、お正月の朝にはすっかり元気に起きてきました。
いつも発作の後、たっぷり睡眠をとると、目覚めたときには元に戻っています。
お雑煮とおせちを食べ、何とか元気にお正月を迎えることができました。

ナツには今まで、「お正月」についての諸々を、特に教えてはいませんでした。
「クリスマス」に比べると、「お正月」はイメージしにくいようで、2、3年前から、クリスマスは「サンタさん!プレゼント!」と喜んでいたのに、お正月は、お金の価値が良くわかっていないこともあってか、お年玉をもらってもすぐにどこかへやってしまい、反応が乏しかったのです。

でも今年はもう理解できるかなぁと、「お正月はお餅を食べて、お年玉をもらって、あけましておめでとうって言うんだよ」と教えてみました。
ナツはわかったようなわからなかったような、微妙な顔。

「みんなに、言わなきゃ。あけまして・・・」と私がうながすと、必死に考えながら、

「あ、あ、あ、あけまして・・・・・ごめんなさい」と頭を下げました。

う~ん、お約束だ!
お正月からみんなに大笑いを提供していました。

お年玉も、早速あけて、「おかねだ~」と喜んでいました。
「何買うの?」と聞くと、「おかし~」と言ってました。

大晦日はどうなるかと思ったけど、お正月は楽しく迎えられました。
今年もナツのペースで、進んでいきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

by mineyom | 2011-01-02 10:43 | てんかん