土曜登校日

日本人学校には、4年生以上に、土曜登校日があります。
4、5年生が月1回、6年生と中1~3年生が月2回です。
昨日は6年生と中1~3年生のみの登校日だったため、支援学級で登校したのはナツ一人でした。

最初は教室に一人は寂しいかなぁと思っていたのですが、実際には先生を独り占めして、かなり濃密な指導をしてもらえる、贅沢な時間です。
昨日は、さんすうの時間に5の数をいくつといくつに分けられるでしょうをいう問題を、じっくり教えてもらったようです。

3時間で終わりなので、11時過ぎに迎えに行くと、帰りの会をやっていました。
司会はナツ。
なんと先生3人を相手に、教壇に立っています。

いつも高学年7人で朝の会、帰りの会をやっていて、司会は毎日一人ずつ持ち回りでするのですが、ナツが担当の日はかなり時間が掛かっています。
ナツは人前に立って発表することが苦手で、なかなか声を発することができないからです。

朝の会で言うことを書いたシートがあるので、それを読みながら進めればいいのですが、ナツは読むことも苦手なため、皆の前という緊張も相まってスムーズに進んだことがありません。

いつも先生にワンセンテンスごと言ってもらい、それを真似して言うという形で進めています。
自分で発言できるようになったらいいなぁと思いますが、朝の会の時間は決まっているし、ナツにばかり時間を掛けられないので、仕方がないなと思っていました。

先生もそれが気になっていたようで、ナツ一人のこの時間に取り組んで下さったようです。
ナツの気が散ってしまうので、私はドアの外から見ていたのですが、中はまさに我慢比べ。

ナツはもじもじ、なかなか話し出さないのを、生徒に扮した先生たちは、じっと黙って待ってくれます。
ナツは耳から聞いて覚えるのは得意なので、何を言えばいいかわからない訳ではないのです。
家ではいつも、号令をかけたり、出席を取ったりして、一人日直を楽しくやっています。
それが皆の前だと、全然声が出なくなっちゃうんですよね~。

普通なら、帰りの会は5分も掛からないのですが、昨日は20分くらい掛けていました。
先生みんなで、ナツ一人にこんなに時間をかけてくれて、ありがたいなぁと思います。
私自身も、なかなかここまで待てないですからね~。

ナツは一度固まると、自分からは動かないため、先生が励ましたり、声かけしたりしつつ、何とか帰りの会の司会をやりとげたようです。
少しずつでも、皆の前で発言できるようになればいいなと思います。


by mineyom | 2014-07-07 00:08 | タイ生活 学校