中学校問題 その4 見学で感じたこと

先日行ってきた、インターナショナルスクールの見学。
思っていた以上に好印象で、安心できるところもたくさんあったのですが、漠然と感じていた不安箇所が明確にもなりました。

まず1つ目が、イギリス式教育であること。
インターの学校なのだから当たり前ですが、ただ使用言語が英語であるというだけでなく、学習スタイル自体が日本とは違います。

いわゆる日本式の学校とは別世界なので、それをどう受け止めるかだなぁと思いました。

数年のことだから、異文化にひたるのも面白いと思うのもありだと思うし、こんなに伸び伸びしちゃって大丈夫かなと思うのも確か。

いずれ日本に帰るのなら、日本スタイルというものを身につけておいた方が後々楽かもしれない。
一斉指導とか、集団行動とか、細かいところでは靴を上履きに履き替えるとか、雑巾がけをするとかね。
こう見ると、日本の学校って、結構特殊なことが多い。

まぁ、ナツの場合は小学校まで日本の学校にいるから、その辺はみっちりやっているし、日本の環境に戻れば、そちらに馴染むのは問題ないと思いますが。

ただ、日本の特別支援学校だったら、どうだったかなと思うと、考える部分ではあります。
職業訓練的なことはしなくていいのかなとか。

しかし、ここでしか経験できないことも確かにあって、異文化の中での人との関わり合いとか、その中で自己主張をしていくことだとか、日本にいたら絶対踏み込まなかった領域で、将来役立つ力がつくかもしれないとは思います。
ナツはちょっと弾けるくらいの方がいいか、とも思うし。

2つ目は、これも当然のことですが、英語環境であること。
日本語が話せる先生は、探しているそうですが、なかなか見つからないようです。
先生は、言葉のない生徒もいるし、日本人の二人も問題なくやっているから、大丈夫!とは言っていました。
4月までに、日本語が分かる先生が入ってくれれば、本当に安心で言うことないんですが。

とりあえず、英語で話しかけられることに慣れておいた方がいいなと思うので、歌やゲームなどで楽しく英語を教えてくれる先生を探したいと思います。
文章で話せなくても、単語で「ウォーター!」「トイレット!」くらいは伝えられるといいと思います。

そして、私自身も英語を勉強しなければなりません。
見学のときに、先生にいろいろ説明して頂きましたが、全体の2、3割しかわかりませんでした。。。
インターに入れるなら、親の私がもうちょっと頑張らなければなりません。
タイ語だけですでに頭が一杯ですが、ここが頑張りどころです。

校内を見学したあと、ヘッドティーチャーの先生と面談をしたのですが、その中で、「彼女のターゲットは何ですか」と聞かれました。
タ、ターゲットって、目的とか目標ってこと?
急に聞かれて、夫婦でしどろもどろ。
とにかく毎日楽しく通ってくれればいいと思っていたので、正直そこまで考えていなかったのです。

この学校に入れて、何を身に付けさせたいですか。
重ねて聞かれて、はたと考えました。
申し訳ないことに、インターのスペシャルニーズの学校ということで、歌ったり絵を描いたりと、自由に好きなことをして過ごすところなんだと思っていたのです。
思っていた以上に、個別指導ということに重点を置いていて、びっくりしました。
それはいわゆる勉強ということだけではなくて、生きていく上で必要なことを、様々な体験を通して、身に付けていこうということです。

先生は、体験入学の時に、それを見極めて、ナツのターゲットを見つけましょうと言ってました。

一人一人の課題を見つけて目標設定し、それを達成するためにどのように指導していくかという、考え方の学校だからこそ、こちらもインターナショナルの学校だからとか、日本の学校だからとかいうことに捕らわれず、ナツの将来において、本当に必要なこと、身に付けるべきことを考えて、どんどん学校側に提案していきたいと思います

正直今まで、口では将来のためにと言っていても、実際は今現在のことで精一杯で、長い展望で考えることがなかなか出来てませんでした。
ナツの可能性と現実を両方見比べて、将来を見極めるって難しい作業ですし。

しかし年齢的にも、そろそろ考えていかなければならないのでしょうね。
将来どうなってほしいのか、だから今何をすべきなのか。
あと半年、じっくり考えます。

by mineyom | 2014-09-22 20:08 | タイ生活 就学(中学校)