天使さん

昨日はバザーの制作日の2日目でした。
今回も引き続きぐりとぐらのお人形を作り、頭の部分を完成させました。
作業はなかなか順調です。
ナツのほうはと言いますと、前日に園長先生に相談したところ、先週お弁当を食べている途中で寝てしまったこともあり、まだ午後2時までの保育はきついのではないかと言われてしまいました。
いつも私が迎えに来る11時半少し前から疲れてくるのか愚図りだし、動きも鈍くなってしまうのだそうです。
やはりお弁当持ちはまだ少し早かったようです。

全日保育に挑戦できなかったのはちょっと残念でしたが、ナツのペースで進めようとのんびり行くことにしました。
急遽半日保育になってしまったため、午後までの作業の間は、実家の母に来てもらい、家でナツを見ててもらうことにしました。
こういう場合、シンガポールではどうにも対応できなかったので、実家がそばにあるってありがたいなぁとしみじみ思いました。
安心して2時まで作業できて、ぐりとぐらも残すはあと胴体だけになりました。来週には完成しそうです。


さて、ナツの幼稚園には「天使さん」と呼ばれる子達がいます。
キリスト教系の幼稚園なのでそう呼ばれるのだと思いますが、最初にほかのお母さんから「ナッちゃんの天使さんは誰?」と聞かれたときには一体何のこと?!とびっくりしてしまいました。
ナツは途中入園だったので知らなかったのですが、天使さんとは年少さんのお世話をする年長さんのことだそうです。
年少さん1人1人に天使さんが1人ずつ付きます。
1人ずつ担当の天使さんが決まっているわけです。

これは年少さんにとっては、このお姉ちゃん(お兄ちゃん)を頼りにして付いていけばいいんだという安心感につながり、年長の天使さんには、この子は私が私が守って教えてあげなくちゃという責任感が生まれる、とてもいい関係だなぁと思います。
ナツの天使さんは決まっていなかったようでしたが、隣のクラスのヒナちゃんが、なぜかナツを気に入って、天使さんを引き受けてくれたようです。


ヒナちゃんはとっても世話好きで、私が迎えに行くと遠くにいても飛んできて、「ナッちゃん、ママが来たからお帰りの用意だよ!」とカバンを一緒に取りに行き、連絡帳を入れてくれ、靴までかいがいしく履かせてくれます。
まるで小さいお母さんのようです。
私や先生が催促するとへそを曲げたりするナツも、なぜかお姉ちゃんに言われると素直に言うことを聞きます。
縦割り保育でお兄ちゃん、お姉ちゃんから受ける影響の大きさを感じます。
大人ではただの介入になってしまうのかな。
子どもは子供同士で育っていくのだなと感じました。

そんな環境の中で、ナツは幼稚園に行き始めてから、ものすごく言葉がしっかりしてきました。
入園時は2語文は出ていたものの、単語で話すことが多かったのですが、今は2語文で話すことが多くなりました。
特に要求がとても強くなって、2語文できっぱりと要求します。
前はよく分からないことが多くて誤魔化すこともありましたが、最近は誤魔化せなくなってきました~・・・。
幼稚園では自分の意思をしっかり表すことが必要だからなんでしょうね。

しかしそれでもまだまだ天使さんにお世話になりっぱなしのナツ。
果たして年長さんになったときにちゃんと誰かの天使さんになれるのかしら~とかなり不安です。
一応大人しめの年長さんにはしっかりした年少さんなどと、上手くかみ合うように組ませるようなのですが。
年少さんと年長さんがいろいろと関わりあって、お互いが成長し合う仕組みなのでしょうね。

by mineyom | 2006-06-09 23:15 | 幼稚園