保育参観で先生になる

昨日はナツの保育参観に行ってきました。
ナツの保育園では、年2回保育参観があります。
秋の参観は、通常の親が子どもの様子を見るというものなのですが、毎年6月に行われる参観は、親が子どもと一緒に遊んだり、食べたりするという参加型の参観です。
1日2~3人の保護者が日替わりで参加し、朝9時からお昼寝の始まる時間まで、1日先生としてクラスに溶け込んで過ごします。
普段のクラスの様子をじっくり見ることが出来てとてもいいです。

朝ナツに「今日はママも一緒に保育園で遊ぶんだよ」と言っても、あまり分っていない様子。
送っていって、そのままお部屋に留まって遊んでいても、あまり不思議に思わないようで、ナツはマイペースで過ごしていました。
最初は自由遊びの時間。
みんなお絵描きやブロック、ままごとなど好きなことをして遊びます。
ナツはままごとのグループに入れてもらって、楽しそうにしていました。

しかし、ああするのよ、こうするのよと指示を出され、次はあっちだこっちだとせわしなく移動しと、周りの子の話すスピード、動くスピードはかなり速くて、これは結構疲れるだろうなぁと思いました。
ナツは多少戸惑っているものの、始終ニコニコと嬉しそうにしているので、全く嫌がってはいないのですが、よくわからないまま事が進んでいる感じはしました。

このスピードが嫌でないのなら、ものすごい刺激にはなるのですが、改めて小学校は特別支援を受けさせた方がいいなと思いました。
保育園は遊びが中心だからいいのですが、流れに何となく乗っているものの、分って動いているのかは疑問。
小学校に入ったら、やはりナツのペースで1つずつ理解して、自分のものにしながら過ごすのがいいだろうなと。
このスピードに始終さらされるとなるとシンドイだろうと思います。

それでもナツも仲間の一員として加わり、多少目を回しながらも楽しく笑っていたのが嬉しかったです。
この弾丸のようなエネルギーの中で過ごすのも保育園の間だけだから、この時間を目一杯楽しんで、刺激を受けて来てほしいなと思います。


さて、この参観なのですが、年長になると、最後の参観の思い出になるようにということで、お母さん達の得意なことを、子ども達に披露してくださいという課題があります。
毎日帰りに部屋の掲示板に「一日の出来事」が張り出されるのですが、それを読むと、他のお母さんは芸達者な方ばかり!
今日はバイオリンを弾いてもらいましたとか、マジックを見せてもらいましたとか、得意のバレーボールを教えてもらいましたとか、看護士をしているお母さんに聴診器で心臓の音を聞かせてもらいました、なんてものまで。
参観の日が近づくにつれ、子どもに教えられるような特技かない私は、どうしよう~!何をやろう~!と悩んでいました。

そんな時、同じ参観日のママに、一緒に手話歌をやりませんか?と誘われました。
子どもたちに手話に興味を持ってもらえたら嬉しいなぁと、その話に乗り、数日練習しました。
当日朝の会で、本日の参観者である私と、もう一人のお母さんが紹介されました。
担任の先生が「今日の先生です」と紹介してくれるので、子ども達から「〇〇せんせい~!」と呼ばれ、かなり照れます。
先生として子ども達の前に立ち、「にんげんっていいな」の手話歌をしました。
子ども達は真剣に見てくれ、中には動きを真似て手を動かしてくれる子もいて嬉しかったです。

そのあとは外遊びで、パンツ1枚になってドロ遊びをする子ども達に混じって、靴をドロだらけにしながら一緒に泥団子を作りました。
給食を食べて終了になりましたが、帰るころにはかなりヘトヘト。
やはりたくさんの子どもの相手をするのは疲れますね。
でもとっても楽しい参観でした。

by mineyom | 2008-06-11 19:03 | 保育園